新時代に刺さるグルメ 外食ラーメントレンド:平和食品工業 潜在ニーズ高い「背徳グルメ」
●刺さる層には徹底的に刺さる 潜在ニーズ高い「背徳グルメ」
平和食品工業 営業部部長 森田宏氏
一時は濃厚・ドロドロ系が主流だったラーメントレンドですが、最近は清湯系のスープを推す専門店が増えているように感じます。清湯系でも○○鶏のだし、××産の醤油というように素材にこだわった清湯系ラーメンが人気です。当社の商品では、「生醤油」にこだわった「生醤油ラーメンスープ」、新潟県長岡市のご当地ラーメンをベンチマークした醤油とショウガを合わせた「すっきり豪醤油ラーメンスープ」などの清湯系が着実に伸びています。
一方、強烈なインパクトで注目されているのが、背徳グルメのガッツリ系です。「知っているけど、作り方がわからない」というお客さまが多く、「背徳の極みニンニク醤油ラーメンスープ」を提案すると採用が一気に広がりました。コロナ禍でマスク生活が一般的になったため、ニンニクも気にせず、かつては絶対NGだった産業給食でも採用されています。ニンニク・背脂・チャーシューと材料コストは高いですが、単価も高く設定できます。
また、量販店惣菜売場で需要が伸びているレンジ調理麺の商品にも採用されています。これも、「知っているけど、専門店は敷居が高い」という消費者や、「子連れではお店に行けない」という子育て世代の主婦も気軽に購入できるという話を聞きます。万人受けするわけではないですが、刺さる層には徹底して刺さるガッツリ系はまだ盛り上がると思います。
◎平和食品工業のイチ押し
「背徳の極みニンニク醤油ラーメンスープ」
背脂入り小袋新登場
キレのあるこだわりの醤油、強いニンニク感、豚がらスープにチャーシューの風味を加えたインパクト抜群の味わい。背脂入りの小袋も強い要望に応えて登場。
規格=1kg、87g(常温)
◎TREND POINT
「背徳グルメ」をリスペクトして市販用レトルト商品で「背脂 ニンニク醤油味」を9月に新発売。予想を大きく上回る人気で、「背徳グルメ」の潜在ニーズの高さがうかがえる。また、業務用冷凍麺でもガッツリ系に対応した太麺が登場するなど食品メーカーも注目。ブームの急拡大の予感大。
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