ピザ・パスタ 地域一番店 「フェラーラ」(東京・お茶の水)

1997.09.30 136号 13面

立地はお茶の水駅から徒歩五分くらいのビジネスビル一階。近くまで寄ってみて、はじめてイタリアンとわかるくらいシンプルな店舗だが、雑誌やテレビによく登場するためか以外に一見客が多い。一方で、平日のランチはリーピーターのOLやサラリーマンで賑わいをみせるため、いろいろな雰囲気が混ざりあっている。

店の雰囲気と同じようにピザの味もシンプルで、薄いサックリとした生地にトマトのほろ甘いソースが決め手。ソースは、なによりも気をつかって丁寧に仕上げている。

料理長と三名の若手シェフが厨房に入るが、いつも四人でトッピングの組み合わせや味を話し合うため、オリジナルのちょっと変わった、でもおいしい料理ができあがるという。お客に対しても、「メニューリストはあるが、トッピングや味のリクエストはできる限りお客の要望に答えられるよう心掛けています」と川辺料理長。

近頃、力を入れているのは香草。特にルーコラは、イタリアから種を仕入れ、契約した農家に栽培を頼んでいる。もちろん無農薬で、葉が新しく、まだ柔らかいうちのものを使うようにしている。オーダーもそれに応えるように伸び、いまでは店一番の人気素材になったそう。

(1)ピッツェリア フェラーラ(2)長谷礼三(3)昭和63年5月(4)千代田区神田小川町三-一一 三井海上ビル別館一階(5)03・3293・5855(6)午前11時30分~午後2時30分、午後5時~午後9時30分、日祝定休(7)三〇坪・四二席(8)昼一七〇〇円・夜六〇〇〇円(9)九〇〇万円(10)一四〇人⑪生ハム、ルーコラ⑫主にモッツァレラ、他ゴルゴンゾーラ、ペコリーノ、リコッタ、パルジャミーノ⑬薄力粉:強力粉 九:一⑭ベルトーリ⑮一六〇g⑯キャンティ クラシコ リゼルヴァ・赤(ボトル五五〇〇円)⑰お客さんがイメージしやすいようなわかりやすい名前のメニュー⑱香草の味と鮮度

売れ筋ピザ

一位/マルゲリータ(一四〇〇円)/トマト、バジリコ

二位/ナポレターナ(一四〇〇円)/アンチョビ、トマト

三位/プロシュート・ルーコラ(二〇〇〇円)/ルーコラ、生ハム

名物一品/メーラ・エ・ゴルゴンゾーラ(一六〇〇円)/リンゴ、ゴルゴンゾーラ

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら