料理人私の健康法(4)トゥーランドット游仙境料理長・脇屋友詞さん

1998.03.16 148号 23面

「朝晩ゆっくりとふろにつかり汗を流した後、グイッとビールを飲み干す、至福の一時は何ものにも代え難いですね」と目を細める脇屋友詞料理長。

公私ともども忙しい身ではあるが、自宅に帰ると必ずすることがある。

まず、子供のいない脇屋夫妻にとり、わが子同様のシェットランド犬のメリーちゃん、カレンちゃん、そして友太くんを連れて散歩に出掛けること。

「夜遅くなっても連れていきますが、どうしても行けない時は、必ず朝の散歩に連れ出します」

もう一つ、どんなに疲れていても本を持ち込み、ぬるめの浴槽にゆったりと体を沈めて読書をすること。

「おいしいものを食べて健康になった気分になるたちですが、子供たちと散歩をした後のふろは、心身ともにリラックスできます」

明日への活力源は、こんなところにあるようだ。

ふろ上がりに軽くビールで喉を潤した後は、友紀子夫人の手料理を肴に好きな焼酎を楽しむ。好みのつまみは、中華系にあらず和食系で、特に煮込みが好きとか。

「若いころ、深酒をして意識不明になったことが二度ほどあるんです。以後、体を考え自重しています」

だらだら飲まずにワッと騒いで寝てしまうのが、最近の脇屋流飲み方。「寝るが勝ち」といったところ。

好きなゴルフも行く回数が減ってきた。以前は月二回だったのが年二回。ホールインワンに肝を冷やされたのに懲り、保険を掛けているが、今のところ掛け捨て。ハンディ二八。

<脇屋友詞料理長のデータ>トゥーランドット游仙境(横浜市西区みなとみらい二-三-七、パンパシフィックホテル、電話045・682・0361)料理長/生年月日=昭和33年3月20日、魚座/血液型・O型/酒・たばこ=たばこはかつて吸っていたが、母親が病気の時、願掛けのため休止。また、昨年就任した新店舗に願いを込め、現在も休止を続行中。本人曰く、願いがかなっても、体のためにこのまま吸わずじまいになるだろうと。酒は焼酎が好き。熊本の「しろ」、多満自慢の「雫」が好み。

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