料理人私の健康法(5)ホテル西洋銀座シェフソムリエ・田崎真也さん

1998.04.06 149号 23面

ワインブームの仕掛人として、公私ともどもハードなスケジュールをこなす「ホテル西洋銀座」シェフソムリエの田崎真也さん。睡眠時間は四時間。「医者には仕事のこと、すべてのことを忘れリラックスする時間を作りなさい」と注意されるほどだ。

ソフトなイメージの風貌に反し、かつてはハンドボールのゴールキーパーを務めたほどスポーツ大好き人間である。ハンドボールは、ボールに体ごとぶつかる豪快さと同時に敏しょう性が要求されるスポーツ。筋肉トレーニングのため空手にも励んだという。

時間があればスポーツをしたいと思うが、「周りからそんな時間があったら、一日でも早く原稿を書くようにといわれるのが落ち」と苦笑。それでも昨年の夏、思い切って4WDのパジェロを買った。一週間に一回、鹿島の自然を満喫し、のんびりと時を過ごそうという魂胆だったが……。

「結局、一度も行けず、1月の珍しく大雪となった都内で活躍するだけに終わりました」

静かに山の樹々や川面を眺めるより、親しい仲間たちでワインを楽しむ姿のほうが、自然に溶け込んだ光景に見えるのだが。

<田崎真也さんのデータ>ホテル西洋銀座シェフソムリエ(東京都中央区銀座一-一一-二、電話03・3535・1111)生年月日=昭和33年3月21日、魚座/血液型=B型/身長=一七二㎝、体重=(秘)/酒・たばこ=家系によるのか大変な酒豪。若いころはウイスキーなら三本、ワインで五本は空けたが、今では翌日の仕事を考えワインなら一本、日本酒で三合という。ビールは飲まない。たばこは、ショートホープを一日三箱という時代もあった。今は一週間に一箱/食事=職業柄、過剰な栄養のとり過ぎに注意する。昼はサラダとご飯と味噌汁。夜は、すし屋や小料理屋に足が向くという。一年の三分の一~四分の一は海外生活のため、日本にいる間は和食。ワインがらみで地方に行くとほとんどがフランス料理の接待になるが、丁重に断り一人すし屋などに行く。

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