韓国料理の繁盛店、バラエティー豊かな本場の味:「東海魚市場」

2001.10.01 237号 6面

東京は新宿、地下鉄大江戸線の東新宿駅近辺の「東海魚市場」は、昨年8月にオープンした韓国式海鮮刺身の専門店。豪快な姿作りと、テーブルを覆いつくす付き出し(小皿料理)が目新しく、日本人と韓国人が入り交じっての大人気だ。

同店のメニューは基本的に八〇〇〇円からの韓国式海鮮刺身(十数種類)のみで、付き出し二〇品がセットになっている。

オーダー直後に並べられる付き出し二〇品は、手にしたグラスの置き場がなくなるほどテーブルを埋め尽くす。初体験の客は例外なく絶句するという。

続いて丸い大皿に山盛りの姿作りが出されるが、置き場所がない。仕方なくしばらく皿を持ったままの客もいるそうだ。

この韓国式の海鮮刺身、少なくとも四人以上でないと食べきれない。

「初めてのお客さんは、最初に価格を見て高いと思われますが、追加オーダーがいらないので、食べ終わってからは、安い安いと大喜びです」とはホールスタッフの韓斗珠さん。「後日、新しいお客さんをたくさん連れてきてくださいます」という。

付き出し二〇品は仕入れ状況によって毎日変化。最後の刺身は、魚骨だし、青唐辛子、ニンニクなどを合わせた鍋に入れて締めの一品にするそうだ。

◆「東海魚市場」(東京都新宿区大久保一‐一二‐二九、森田ビル一階、電話03・5292・4377)営業時間=二四時間営業、年中無休/席数=六〇席/平均客単価=三〇〇〇~四〇〇〇円/客層=女性七割、日本人五割、韓国人五割

◆人気メニュー=イシダイ(時価・一万五〇〇〇~一万七〇〇〇円)、イシガレイ(時価・一万五〇〇〇~一万七〇〇〇円)、ヒラメ(時価・八〇〇〇~一万五〇〇〇円)、マダイ(時価・八〇〇〇~一万五〇〇〇円)、ソイ(時価・一万円~一万二〇〇〇円)

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