帰ってきた飲食店のための血液型講座(11)番外編・血液型から見た政界対決
3月11日、全国民注目の国会中継が始まった。主役は、鈴木宗男氏(B型)。最後の質問者、社民・辻元清美氏(B型)に「疑惑の総合商社!」と指摘された鈴木宗男氏は激怒した。本当のことを指摘されると、人間激怒するものである。また同じ血液型同士は一般的には和気あいあいの関係だが一度対立すると決して譲り合わないという恐ろしい因縁に支配される。ここが血液型の面白いところ。過去の例でいえば、田中角栄氏はB型、竹下登氏も小沢一郎氏もB型。
国会の証人喚問に話を戻そう。この証人喚問で、鈴木氏は一連の「疑惑」を全面否定。鈴木氏は天敵田中真紀子氏(AB型)の父、田中角栄氏を手本に政治をやってきた。だから、地元に利益を誘導する政治手法は当然のことと考えるに違いない。故に、本人はあまり悪いことをしたという意識はない。日本の政治では、地元の役に立たない政治家は選挙で落選するのがおちである。わが国民もそういう政治家を選挙で支持してきたのだから、この問題に関しても全く責任が無いとはいえない。
鈴木氏は、昭和23年1月北海道足寄町生まれ。拓殖大学在学中から、故中川一郎代議士(AB型)の秘書を務め、根っから政治家志望の学生だった。選挙では苦戦したが、防衛・外務政務次官をこなし、政策の勉強も怠りなく、政治活動はエネルギッシュで、その発言力・行動力には各省庁の役人も一目置いてきた。
政界ばかりでなく、いろいろ組織で影の実力者といわれる人に、B型人間が多い。田中角栄氏、野中広務氏もB型である。B型は、敵・味方を区別せずだれとも付き合い世話好きが多い。それゆえ、各方面に幅広い人脈を形成する。世話好きで人脈の多い人のところに、情報や人が集まるのは自然の理。それが政治家としての手腕に直結する。
しかし型にはめられることが苦手なB型は、A型とO型(世の中の大半の人々)が決めた規則(社会や政治のルール)を、つい無視しがちになる。それが常識はずれな行動だと、A型やO型にみられ、批判の矢面に立たされる。
ちなみに、加藤紘一氏もB型である。B型の良いところは、気持ちの切り替えが早く、楽観的であるというところだ。驚く話だが、これだけ世間から糾弾されても鈴木宗男氏や辻本氏は、あまり落ち込むことはない。それがB型なのだ。
さて、追求の一方で疑惑の当事者に大変身の辻元清美氏。彼女は、典型的なB型である。それに対し、社民党党首の土井たか子氏は典型的なA型。A型はB型にひかれる傾向がある。辻元氏のようなB型女性を好きになるA型男性は多いはず。
しかしA型男性は、B型女性の考えていることが全く理解できず、悩み苦しむことが多い。土井党首の疲れた表情は、コントロールできないB型に振り回された結果の疲れなのだ。
さて最後に、田中真紀子氏(AB型)とご主人田中直紀氏(O型)の相性。
AB型は優越感意識があり、O型は劣等感意識がある。この組み合わせでいくと、田中家は典型的なカカア天下。直紀氏は、完全に尻に敷かれている。かつて森進一(O型)は大原麗子(AB型)と暮らし、自律神経がおかしくなったと聞く。また、貴の花(O型)と景子さん(B型)の離婚は時間の問題だった。
真紀子氏は、日常の夫婦生活が身に付いているため、外務官僚に対しても直紀氏に対する態度と同じように高圧的だったと想像される。優越感意識が特に強い真紀子氏は、自分のやることは全て正しい、悪いのは先方という思いが根底にあるため、官僚、与党、ひいては米国まで敵に回してしまった。
A型の小泉総理は、支配しやすいAB型の真紀子外相を擁護したが、国益に反する発言を繰返している真紀子外相をいつまでも守れず、外相更迭やむなしの声に押され、ご存知の結末となった。血液型で政界を見ると、こんなにも面白いのである。
(血液型対応学研究所・エービー海老尾)