ローソン、「ストア100」1号店開店 低コスト化徹底

2005.07.04 302号 4面

(株)ローソン(東京都品川区、電話03・5435・2773)は5月27日、均一ショップ「STORE(ストア)100」の1号店「練馬貫井二丁目店」(東京都練馬区貫井2‐24‐2)を開店した。6月末までに10店出店を計画しているが、大半はローソンからの転換。店舗運営の低コスト化、オリジナル商品開発、青果・日配品・FF(ファストフーズ)は売り切りを原則に廃棄ロスを低減するなど、CVS業態より低い客単価・粗利益率をカバーする低コスト経営に徹する。

新店は2年前までセブンイレブンが営業していた物件。店舗面積は約40坪。午前7時~午後11時の営業で、扱い商品約3500品目、日販目標50万円。弁当・調理麺、一部青果で200円、300円、400円(税別)、豆腐50円、菓子で2個・4個100円の商品はあるが、9割以上は100円(税込み105円)均一価格。

生鮮は青果80~90品目、精肉5品目。魚は扱っていないが、20店体制を機に冷凍商品を導入する予定。青果はカット加工をしない丸物が基本。築地市場の仲卸からローソン物流センターに納品し、FF・日配品や加工食品・冷凍食品と一括で1日1回供給する。青果・FF・日配品は「売り切れご免」で臨み、廃棄ロスを防ぐ。

FFはローソン米飯工場で製造するが、ストア100仕様のメニュー。ローソンの余剰包材や食材をうまく活用して価格を抑え、粗利益を確保する仕組み。NB商品は新発売から2~3週間遅れで導入したり、売れ行きが鈍ったBランク商品、地方メーカー商品、小容量サイズをそろえることで100円価格を実現。オリジナル商品はFF・パンから始め、3年後には売上げの50%以上に増やす。

2号店(品川区二葉4‐27‐9=5月30日開店)はローソン店舗からの転換。設備什器を流用できるため建設費は3割減(ローソン店舗比)、敷金など契約料を含めた投資コストは5割削減(同)できるという。1日1回配送は店舗での発注・検収・補充作業の削減、サービス業務のカット、16時間営業も低コスト運営につながる。

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