エバラ通信:人気の双璧を一つに「スープカレーラーメンスープ」新発売
カレー、そしてラーメン。日本人が好む料理の双璧である。「二つのおいしさを一度に楽しみたい」。エバラ食品工業(株)は、この願いをついに実現。ラーメン百景シリーズ「スープカレーラーメンスープ」を新発売した。ラーメンスープとカレーフレークのパイオニア、エバラの総力を結集した、憎いまでの本格派カレーラーメンスープだ。
スープカレーラーメンは、これまでにも、多くの飲食店がメニュー化にチャレンジして来た。しかし、ラーメンにマッチングするカレースープを作る難しさから、定着することは少なく、メニューから消え去ってしまうケースが多かった。ニーズがありながら上手に作れないもどかしさは想像に難くない。このジレンマを、エバラは見事に解決した。
「スープカレーラーメンスープ」は、鶏がら、豚がらのうまみに、エバラ独自の製法による香り高い香辛料(マサラ、クミン、カルダモン、サフラン、ターメリックなど)をブレンド。隠し味に、マンゴー、ブドウを加え、果実の甘みが辛さを程良く引き立てている。お湯(またはがらスープ)で希釈し、中華麺を加え、好みの具材をトッピングするだけで、カレーとラーメンの魅力が融合したスープカレーラーメンが完成する。
東南アジアを訪れ、さらりとしたスープカレーに、舌鼓を打った人も多いはず。その味が忘れられない多くの客層の支持で、エスニック料理は、根強い人気を博している。「スープカレーラーメンスープ」は、エスニック感覚でラーメンを盛り立てる優れもの。食しながら、ヤシの木陰にたたずむような錯覚に陥ってしまうこと請け合いだ。
もちろん、ラーメン以外にも、そば・うどんなど、あらゆる麺類のスープとして使える。また、昨今話題のスープカレーにも最適だ。“さらり”とした舌触りは、札幌名物スープカレーの定義そのもの。トッピング具材との相性も抜群に優れる。
さらに、スープの濃さを調節することで、和・洋・中、あらゆるジャンルに応用できる。これからの季節、「ちょっと温かいお薦め料理」を望んでいる客層には、鍋物のスープとしての活用をお薦めしたい。
エスニック志向のカレーを、ここまで幅広い用途に対応可能としたエバラの商品開発力は必見だ。これまでわれわれが抱いていたカレーの常識を覆すこととなろう。
鶏がら、豚がらのうまみとコクにバジル、ターメリックを始めとする22種類の香辛料とトマトの酸味を効かせたラーメンスープ。隠し味の果実の甘さが、ほどよく辛さを引き立てている。味はまさに「一度食べたらクセになる味」。使用方法は、お湯またはがらスープで希釈するだけ。
規格=1kg×12/賞味期限=開封前常温8ヵ月/調理方法=1人前55gを360mlのお湯(またはがらスープ)で希釈
◆サラッとした使いやすい商品設計 FSプランニング代表・押野見喜八郎氏
「スープカレーラーメンスープ」は、サラッとしたタイプの新しいカレースープです。個性的でありながらクセがない辛さなので、万人に好まれます。これ1本あれば、ラーメンだけでなく、そば・うどん、冷し麺、鍋物のスープにまで幅広く使えるでしょう。
また、お湯で割るだけの手軽さもポイント。だれが扱っても仕上がりにブレがなく、1人前から大量調理まで、量に左右されず安定した味を提供できます。調味のアレンジにも相性がよい商品設計なので、少し手を加えて、オリジナリティーを打ち出すのも一法です。
業種業態を問わず、ご活用をお薦めしたいですね。
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◆押野見喜八郎(おしのみ・きはちろう)=FSプランニング代表。1946年千葉県生まれ。東京ヒルトンホテルを経て外食コンサルタントに転身。外食企業・食品メーカーの商品開発を手掛けるなど、わが国のメニュー政策指導の第一人者として知られる。