メニュートレンド:砂鍋飯「香港砂鍋飯 モンコック」

2007.02.05 324号 2面

香港をはじめアジア各地で人気の鍋ご飯「砂鍋飯」(サーコーハン)。この庶民の定番料理を日本向けにアレンジした新店が現れ話題となっている。昨年、大阪にオープンした「香港砂鍋飯 モンコック」である。小ぶりの土鍋で食べる臨場感とアツアツご飯、日本人志向の味わいで人気上昇中だ。

砂鍋は、中国では一般的に利用されている土鍋。均等に熱を通す調理器具として、家庭でも重宝されているという。「香港砂鍋飯 モンコック」では、香港から輸入された小ぶりの砂鍋を使用。土鍋ならではのアツアツご飯が人気を呼んでいる。

「砂鍋飯は香港へ旅行したときに見つけたメニュー。日本人志向の味にするため、試行錯誤しながら考案しました」と店長の山田裕章さん。

砂鍋飯メニューは、肉みそ、豚焼肉、南蛮鶏、野菜炒め各590円と、煮豚650円の5種類。鍋にご飯と調味具材をセットし、ガスで一気に熱を加えて仕上げる。

まず魅力なのが、鍋蓋を開けるときのドキドキ感。蓋を取ると、スパイシーな香りが立ちのぼり、しっかりした味付けの具材が食欲をそそる。具材の下のご飯にはモチモチ感があり、コメのうまみがより引き出されている。コメから炊く現地の調理法とは異なるスタイルだが、近隣の語学学校に通う中国人学生にも好評とか。

また、同店のこだわりは、ご飯にかける自家製のたれ。醤油をベースに、上白糖や陳皮、桂皮、実山椒、ネギ、ショウガ、酒などを加えて煮詰め、香りと甘みがあるたれに仕上げている。さらに、具材によって味のポイントを変えて、幅のある味付けに。中華風だけではなく、カレー風味や酸味なども取り入れて、飽きのこないメニューを目指している。

「今後は夜の充実も課題。夜のメニューとして、もう少し高価な砂鍋飯を考えたい。おつまみ系のメニューも増やす予定です」と山田さん。

同店は焼酎アイテムが豊富で、それと砂鍋飯をセットで楽しむお客も多いとか。

「人の流れが少ない立地だけに、より特色を出して主張していきたい」という。

「香港砂鍋飯 モンコック」/店舗所在地=大阪市浪速区難波中3─4─11、電話06・6649・5880/開業=2006年5月/営業時間=正午~午後11時、不定休/坪数・席数=約8坪・12席

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