卸マンの売れ筋食材チェック!:茨城県筑西市・上野新一さん
「お客さまのニーズをくみ上げ、よりよい商品をお薦めして1品でも多くご利用いただくプラス1品の意識を部下に持たせることに注力しています」と語るのは、総合食品卸(株)ヤジマで販売課長を務める上野新一さん。食品卸に入ったきっかけは高校の同級生からの勧誘だった。今ではこの道19年のベテランだ。現在、上野さんは激戦地区のつくば、守谷周辺を担当している。
■問い合わせ=(株)ヤジマ(電話0296・24・5501)
担当地区は、つくばエクスプレスの開通で、人口が増えて喜ばしいと同時に、一層の激戦化が予測されています。もともと全国チェーン店が多く進出している地区で、一時低価格化傾向でしたが、高品質で印象に残る商品を展開し、差別化に成功している店が業績を伸ばしているという印象です。売上げアップに貢献し、使い勝手のよい商品をピックアップしました。
1品目は、「冷凍ホワイトアスパラ」のLLサイズです。取り扱い元の少ないごく最近の商品です。従来の缶詰品のような、缶臭さやグチャッとした食感はありません。今までにないインパクトのある太さと長さ、そして味、食感に優れた食材です。必要数だけ取り出せる使い勝手のよい冷凍品というのも人気の理由のひとつ。業態、和洋中にかかわらずご利用いただいています。サラダのほか、フライやソテーで提供されています。
2品目は、(株)オカフーズの「骨取り切身百選」シリーズです。全16種類あるうち、特に人気の高いサバ、サワラ、メルルーサなど9種類、70gの大きさをメーンに取り扱っています。脂がのっていて食味がよい上、安全、アレンジしやすい、5切れ入りという使い勝手のよさが特徴です。現在は、老人介護施設や保育園、高級仕出し弁当などでの使用が主ですが、骨なし商品の需要は広がりをみせると思われます。
3品目は、今春発売のシマダヤ(株)「手延べ勝りうどん」です。ほとんどの冷凍麺には、食感をよくするためにでんぷん粉が使用されていますが、こちらは小麦、水、塩だけを使い、業界初の手延べ式一貫性ラインで製造されたメーカー最高品質の冷凍うどんです。冷凍麺と思えない、手延べ生麺と全く同じコシ、艶、しなやかさが特徴です。割烹など高級店のランチやコース料理の一品として使われています。本物を手軽に提供できると大好評です。
◆「冷凍ホワイトアスパラ(LL)」
全長20cm、太さ1・5・以上のインパクトある大きさ。従来の缶詰品に比べ、食感がよく、缶臭さがない。ボイル後冷凍。中国産。
規格=1kg(17~25本)
◆(株)オカフーズ「骨取り切身百選」
定番魚の骨なし切身商品。使い勝手のよい5切れ入り。そのほか、マダラ、鮭など全16種類。種類により60~120g各サイズあり。
規格=70g×5切れ×15(ヤジマでは1パックからOK)
◆シマダヤ(株)「手延べ勝りうどん」
伝統の手延べ式製法で小麦、水、塩だけで作った、コシ、艶、しなやかさが特に優れたプレミアムうどん。でんぷん粉不使用。メーカー最高品質の冷凍うどん。
規格=250g×5入袋×4×2合(40食)