フェース デニーズジャパン・田村節男社長 1人当たり客単価が高い
「21時以降の時間帯で客数減となっているのはちょっと痛い」と述べるのはファミリーレストラン・㈱デニーズジャパンの田村節男社長。
外食産業、中でもファミリーレストラン(大手各社)は、昨年は客単価はアップしたものの(既存店舗の)客数では夏以降の天候不順、それに減速経済も影響、揃って前年比マイナスとなっている。
その田村さん、業界をとりまく状況については、中食マーケットの拡大なども影響、いわば外食と内食の明確な区分けがむずかしくなっていると認識する中で、極端に言えば「外食が内食化される傾向にある」と厳しいコメントとともに分析する。
また、こうした中で今後については、3月から導入した「朝食・ランチ・ディナーといった時間帯メニューを積極的に導入して、客数をより高めたい」との抱負。
いずれにしても、ファミリーレストラン各社、外食市場における他業態との競争、それに内食、中食マーケットとのパイの綱引きなど、激化しても企業の真価が問われている時代と言えそう。