カラオケ特集・繁盛店 「グルッペ」アットホームでリーズナブル

1994.09.19 60号 10面

JR恵比寿駅周辺は、サッポロビール工場跡地利用の都市開発と並行して、JR恵比寿駅の改築工事が急ピッチで進められ、まさに、街全体が変貌しようとしている。その一角に、昨年10月13日にオープンした、ドイツ語でグルメという意味のバー「グルッペ」がある。

ドアを開けると通路を挟んだ正面に三人掛けのカウンター。右側に九つの丸いテーブルが配置され、一五~六人がゆったり座れるスペースで広さは一五坪。

店内の内装や照明もセンスよく、落ち着いた雰囲気。また、コンパクトで省スペース設計。オートチェンジャーを搭載した、最新のグラフィックスシンセサイザーカラオケデッキ「クラリオンのDS‐二五〇〇A」が設置されている。

客層は土地柄サラリーマンが中心だが、ラフなスタイルで来る地元の客も多い。雰囲気がクラブ的な所もあって年齢は多少高めだが、料金は一人平均七〇〇〇円位。ボトルキープは八〇〇〇円。

集客を目的に他店との差別化を図るには「手作りでおいしい料理やアットホームでリラックスした雰囲気の提供、料金もリーズナブルで質の高いカラオケの導入」と語るのは、元ANAスチュワーデスでスポーツも万能で歌も好きという本間洋子ママ。料理のメニューは季節に合わせて旬のものを手作りで二〇種余り。売れ筋のシュウマイは一皿一〇〇〇円でボリュームタップリ。冬の鍋物も好評。

連日連夜、知識が豊富で会話上手なママと、客同士の会話も弾んでいる。込み合う時間は午後9時~11時。

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