「’92レジャー白書」にみる日本人の余暇の現状と動向(3) 余暇活動の費用
・年間平均費用・
各余暇活動に要した年間支出金額の最高は「海外旅行」の四一万五九〇〇円から、最低は「将棋」の六〇〇円まで、種目によって費用に大きな差がみられる。
額の大きい上位一〇種目は、「海外旅行」「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」といった旅行関連の余暇活動、「ゴルフ(コース)」「ハンググライダー・パラグライダーなど」「スキー」「スキンダイビング、スクーバダイビング」など。用品用具が高価な非日常空間型のスポーツとなっている。
支出金額の少ない種目は、室内で楽しむ「将棋」「トランプ、オセロ、カルタ、花札など」「囲碁」といったゲーム類と「バスケットボール」「体操(器具を使わないもの)」などの日常空間型のスポーツで占められている。
・一回当たり費用・
一回当たりの活動費用が最も高いのは「海外旅行」で二四万四六五〇円。二位以下は旅行関連の活動と非日常空間型のスポーツで占められ、年間平均費用の上位種目と顔ぶれは、ほとんど変らない。同様に、一回当たりの支出が少ない種目も年間平均費用のそれとほぼ同じで、室内ゲーム類と日常空間型のスポーツになっている。