盛況の「おいしいオーストアラリア賞味会」 日豪食の饗宴

1995.05.01 75号 6面

オーストラリア大使館(03・5214・0750)とTSS東京ガス新宿ショールームは共催で3月に「おいしいオーストラリア賞味会」をTSS東京ガス新宿ショールームで開催した。ピーター・ハワード氏が自信を持って紹介する大自然の恵みの中で育った食材をわれらが日本のスターシェフ石鍋裕氏が「簡単に、しかもエレガント」をポイントにメニュー提案した。

石鍋氏は「たとえばソースをオリーブベースにするとフランス風、トマトベースにするとイタリア風。日本の味の料理でも平らな皿に盛りかえるとフランス料理となる。豊かなオーストラリアの食材を使って自由な発想で料理を楽しんで欲しい」と鉄人のコツを伝授した。

ピーター氏は「石鍋氏の情熱と愛を込めて作ったプレゼンテーションに感銘を受けた」と語り、“日豪料理の鉄人”ジョイントイベントは最高調に盛り上がった。

一般公募の参加者五〇人は日豪二人の鉄人の料理を満喫し、オーストラリアの豊かさを十二分に味わった。

■材料

タスマニアサーモン(生)/粗塩・オリーブ油/香草(セルフィーユ、イタリアンパセリ、クレソン、シブレット)/春巻きの皮/カイエンペッパー/サラダ用野菜(チコリ、トレビス、マーシュ)/ソース((A)わさび、醤油、マヨネーズ、塩、コショウ、ビネガー)

■作り方

(1)サーモンを三枚におろして岩塩と香草、オリーブ油で約二日間マリネする。

(2)、(1)を薄切りにしておく。

(3)春巻きの皮はオリーブ油をぬりカイエンペッパーをふる。オーブンでカリカリに焼く。

(4)(A)を合わせ、ソースを作る。

(5)サーモンとサラダ用の野菜とソースを混ぜ合わせる。

(6)、(5)を(3)の皮と交互に組み立て、ミルフィーユ仕立てにする。

■材料

ホタテ貝柱/塩・コショウ/レタス/パン粉/マカダミアナッツ(クラッシュ)/ニンニク/エシャロット/マカダミアナッツオイル/アンチョビ/ベーコン/ピーマン/赤唐辛子/タイム・マスタード/醤油

■作り方

(1)ホタテ貝柱をスライスし塩、コショウし、蒸す。

(2)ソースを作る。マカダミアナッツオイルでニンニク、エシャロットを香りが出るまで炒め、アンチョビ、ベーコン、ピーマンのみじん切り、赤唐辛子、タイム、マスタード、醤油を入れ炒める。

(3)レタスはブイヨンで歯ごたえが残る程度にゆでる。

(4)器にレタスをしき、ホタテをのせ、ソースをかける。

■作り方

(A)(1)オーストラリア米ですし飯を炊く。

(2)牛ヒレの柔らかいところでたたきを作る。

(3)てまりずしを作り、ダイコン、カイワレ菜を付け合わせる。

(B)(1)マリネしたサーモンを薄切りにする。

(2)ニンジンをおろして、マスタード、はちみつ、醤油を加える。

(3)、(1)に(2)をぬったものでてまりずしを作り、おろしたニンジンをのせ、セルフィーユで飾る。

(C)(1)アンディーブをジュリエンヌ(細切り)にし、水にさらす。

(2)梅かつおを作り、アンディーブを巻き、海苔で止める。グリーンアスパラの穂先を添える。

■つけ合わせ

インゲンのマカダミアナッツ合え‐‐(1)インゲンを塩湯で色よくゆでる。

(2)マカダミアナッツ(スプレッド)、醤油、ビネガーでソースを作り、(1)とあえる。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら