特集・デリバリーピザ イートインピザ新感覚の3店舗「トゥー・ザ・ハーブス」
デリバリーピザ「ピザーラ」を手掛ける(株)フォーシーズは7月、東京・青山にピザとパスタのカジュアルレストラン「トゥー・ザ・ハーブス」をオープン、イートインピザの展開に乗り出す。
売り物は、アツアツのクリスピークラストに豊富なフレッシュ野菜をそのまま乗せたデザイナーズピザなど。米国のカジュアルレストラン「カリフォルニア・ピザ・キッチン」のメニューをイメージしたものだ。
デリバリーピザとは一味違う新感覚のピザとして、舌の肥えたヘビーユーザーへ紹介したい考えだ。
実はこのデザイナーズピザは、「ピザーラ」の新アイテムとして開発されたものだった。アンテナ展開では好評だったが、アルバイト主体のデリバリー業態ではフレッシュの品質管理が難しいため、止むを得ず打ち切った経緯がある。イートインの出店は、その時の無念を晴らすものだという。
焼成に用いる平釜はオープンキッチンに一台。ピザを焼く動きは三八坪・六〇席すべてから見える設計だという。客単価は昼一〇〇〇円、夜二〇〇〇円、メニューアイテムはピザ、パスタ合わせ五〇種を予定している。
同店を皮切りに年内に直営三店舗を大都市圏に出店する計画で、将来は本場米国での展開に乗り出す意向だ。