青果市況 夏秋産キャベツ、8月65~75円予想

1992.08.03 9号 22面

群馬産が中心となる夏秋キャベツは、6月キャベツ市況が、上~中旬は入荷前年比増前年比高、下旬は入荷前年比減前年比二倍高。この結果、6月価格は八九円、前年比一七四%。7月に入って少し下げ気配となり、上旬価値は九三円、前年比一一九%。

前年の価格堅調から、今年夏秋総面績は、前年比一〇一%、そのなかで約三分の一を占める群馬産が本格的出荷期を迎え、価値いかんでは東北、北海道、長野産の京浜攻勢を迎える7~9月の市況展開を、平成に入ってからの旬別価格大勢値を参考にみると、図のように旬別価格は高値、安値が顕著である。

7月の高値は、2年上旬一〇二円、安値1年下旬四七円。8月高値2年中旬一二五円、安値1年上旬四五円。9月高値3年下旬九八円、安値1年上旬五八円

高値と安値の差は、一・五~二・七倍の開きがある。これは夏秋期は主産地が確立され、代替地が少ないために、主産地の作柄いかんによる入荷量増減が顕著に市場価格に反映されるためで、特に東京市場は、群馬産入荷量シェアが圧倒的に多く(3年実績7月五三%、8月八〇%、9月七七%)価格形成をリードするためである。

気象庁の予報は、ツユ明けの遅れ、夏は北冷西暑型としているが、現状の作柄は全般的に生育遅れ、結球のバラツキが散見され、8月は作況変化は見込まれるが、極端な反収増減はないとみられる。

しかし、総面積が前年比増なかでも作付増の目立つ東北・北海道産の京浜向け出荷体制からみると、今年も旬別騰落が予想され、価格的には入荷増、前年比安、平年比高と予想される。

8月価格は、入荷量シェア八〇%を占める群馬の作柄要因が大きく、広域流通となることから、市場期待量過不足が価格を大きく左右する。東京市場期待量は一万六〇〇〇t。これを下回ると高値形成となる。今年は作付増からみて、一万六一〇〇~一万六五〇〇tで、予想される価格は六五~七五円。

9月価格は、1年七一円(入荷量一万五六〇〇t)、2年八五円(同一万四六〇〇t)、3年八四円(同一万四五〇〇t)。これでも分かるように一万四〇〇〇t台形成となる。群馬産作付増からみて、今年は一万五〇〇〇tの入荷可能性もある。その場合三年振りの八〇円台割れとなり、予想価格は七〇~七五円とみられる。

(東一東京青果㈱)

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