業務用加工食品ヒット賞 給食・惣菜部門:日本食研「オイルソースシリーズ」
◇ガーリックカットステーキ
■作り方
(1)カットした牛もも肉に10%量の「サーロインステーキオイルソース」を絡め、冷蔵庫にてひと晩保管する。
(2)油を引かずにフライパンを加熱し、(1)のカットステーキを入れ、中火でソテーする。
◇バジルチキン
■作り方
(1)鶏もも肉に10%量の「鶏ももバジルソテーオイル」を絡める。
(2)油を引かずにフライパンを加熱し、(1)の鶏もも肉を入れ、蓋をして中火でソテーする。
◇サーモンステーキ
■作り方
(1)サーモンの切り身に10%量の「サーモン香味ガーリック焼オイル」を絡める。
(2)油を引かずにフライパンを加熱し、(1)のサーモンの切り身を入れ、蓋をして中火でソテーする。
◇ブリステーキ
■作り方
(1)ブリの切り身に10%量の「レモンペッパー焼オイル」を絡める。
(2)油を引かずにフライパンを加熱し、(1)のブリの切り身を入れ、蓋をして中火でソテーする。
◇今までにない業務調味料
日本食研のオイルソースシリーズは、植物油をベースに塩・うま味・香辛料といった味付け成分をブレンドした今までにない調味料である。成分として水分を一切含まないというその特質が、従来のたれでは実現できなかったさまざまな機能をもたらす。例えば焼物用調味料として使用した時の香り立ちのよさ。香辛料やハーブ類は油に浸漬させることによって香りや色が劣化しにくく、加熱した際の風味が抜群によくなる。この性質を利用したのが日本食研のオイルソースで、たれでは本格的な味の表現が難しかったバジルソテーなどの洋風の味付けが容易にできるようになった。近年、スーパーの精肉売り場や鮮魚売り場において洋風の味付け素材が増加傾向にあるのも、このオイルソースの貢献によるものと言って過言ではないだろう。
また、オイルソースの特質を利用し、肉を軟らかく焼き上げる機能を付与した商品として「サーロインステーキオイルソース」があげられる。開発のきっかけは「手頃な価格で軟らかい食感の肉料理を提供したい」というユーザーの声だった。そこで日本食研ではオイルソースならではの技術を生かし、肉に絡めることで食感を軟化させることのできる商品を開発。肉の食感をジューシーに変化させて、より食べやすくすることを可能にし、これまで切り落としやミンチとして利用せざるを得なかった硬い肉を、厚切りのスライスのまま加熱調理しても十分に軟らかく仕上げることに成功した。この商品を使えば肉質が硬い部位を厚切りステーキとして提供できる、と多くのユーザーから重宝されている。
このオイルソースは、調理時の作業性のよさや出来上がりの見栄えのよさにも効果を発揮する。例えばオイルソースを素材に絡めてフライパンなどで調理する場合、加熱しても焦げ付きにくいため火加減をあまり気にせず調理できる。またスチームコンベクションオーブンによる調理においては、オイルソースが高温で素材を加熱することから、表面がパリッと仕上がり、程よいグリル感を演出することが可能になる。
今までになかった全く新しい調味料といえるオイルソースは、業務用食品を取り巻く多くの課題を解決できる商品として期待されている。スーパー生鮮部門から始まり、現在、惣菜・外食へと市場を拡大中だ。
◆規格=各種(常温)