新日本スーパーマーケット協会、新宿で“スパ弁”アピール デパ地下弁当に対抗

2013.10.07 415号 04面
第1回SMお弁当・お総菜フェアで“スパ弁”の実力をアピールした

第1回SMお弁当・お総菜フェアで“スパ弁”の実力をアピールした

 新日本スーパーマーケット協会は、「お弁当・お惣菜大賞2013」でグランプリ、大賞などを受賞した食品スーパー(SM)10社の商品を“スパ弁”として、9月17日から19日まで東京・JR新宿駅西口広場イベントコーナーで売り込んだ。SMの弁当・惣菜はコンビニ弁当に押され気味だが、デパ地下弁当並みにおいしくて、コンビニ弁当より値ごろなスパ弁を消費者にアピールした。

 同協会は「SMの弁当の底上げが狙い。優れた受賞商品を味わってもらいスパ弁を再認識してほしい」と、「2013秋 地域のちからコレクション」と同時開催で「スーパーマーケットお弁当・お惣菜フェア」を初開催した。今回の参加企業は東京のアデガワ、アブアブ赤札堂、コモディイイダ、紀ノ国屋、信濃屋食品、神奈川の大寿、富士シティオ、山梨のいちやまマート、静岡の静鉄ストア、広島のエブリイ。

 遠隔地から参加したエブリイは都内に臨時製造拠点を設け、大賞受賞「ぶち旨天むす」などを販売した。同商品はエビ天2本のボリュームと1個105円の安さが受け行列ができる人気だった。静鉄ストアは審査員大賞受賞「ミニ地産地消弁当」を限定50個用意した。同商品は静岡産食材を使った幕の内弁当で、受賞後は売上げが最大10倍に跳ね上がり、一時食材調達が間に合わなかったという。他社の弁当も応募総数3万8987件から賞を勝ち取っただけあって、デパ地下弁当に負けない彩り・品質の商品が並んだ。しかも価格は店頭価格と同じで、500円以下の商品が目立った。

 今回は開催場所が東京だったため、関東近県の会員SMの参加が多かった。今後はより多くの会員SMが参加できるように全国各地での開催も検討する。

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