「吉野家」冬の風物詩3年目へ 今冬は“肉2倍盛”も登場

2015.11.02 440号 13面

 「吉野家」は、今年で3回目となる季節限定メニュー「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」を10月19日から全国発売した。今回は来店客の要望に応えて、新たに「肉2倍盛」(300円)「ねぎ増し」(100円)のトッピングメニューを追加した。本企画は過去2回で累計3000万食を売り上げており、今回も前回と同じ1500万食以上の販売を目指す。 

 価格は共に並盛630円、大盛730円。「うまい、やすい、ごゆっくり」をコンセプトに、飲酒も合わせ、ゆったりとしたサービスを提供。滞在時間は牛丼ならば10分以内だが、「牛すき鍋膳」は20分を想定。「回転率よりも新規集客のプラス効果を見込んでいる」(河村泰貴社長)。

 今回の新企画「肉2倍盛」トッピングは、鍋から肉がはみ出すボリューム。「ねぎ増し」は野菜を多く取りたい女性の要望にも応えた。過去2回の来店客調査では、全体の13.3%が「牛すき鍋膳」をきっかけに初めて吉野家に来店したと回答しており、引き続き女性やグループの新規集客を狙う。また、新CMには千原ジュニアと新しくローラを起用し、PRイベントでは女性一人でも利用しやすいイメージをアピールした。

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