愛用食材と調理技術:チャーシュー用豚肩ロース&鶏むね肉 セントラルキッチンで真空パック

2019.02.04 480号 14面
真空パック(写真奥)から作られる美しいレアチャーシュー(同手前)

真空パック(写真奥)から作られる美しいレアチャーシュー(同手前)

 ●低温調理でしっとりした食感に

 大阪市内で3店舗を展開中の「鶏soba座銀」は、濃厚鶏白湯スープで人気のラーメン店。運営する「銀の葡萄」ではセントラルキッチンを開設。食材の一括仕入れと下ごしらえなどを行い、安定した品質と店での作業効率の向上を図っている。

 同店のチャーシューは、豚と鶏の2種類。使用するのは、豚肩ロースと丹波産若鶏のむね肉だ。中でも鶏肉は朝びきにこだわり、独自のルートで毎朝仕入れている。セントラルキッチンでは、それらの素材に下処理を施し、塩・コショウやタレで調味。味がなじんだら真空パックにし、各店へ配送する。

 店では、真空パックをそのまま湯煎器に入れて、68℃に管理。豚肉は9時間、鶏は80分かけてじっくりと低温調理することで、安全でよりしっとりとした食感のレアチャーシューとなる。身が縮みにくく、美しい色合いに仕上がるのも低温調理のメリットである。

 ラーメンには、各チャーシューを1枚ずつトッピングするが、「パサつきがなくおいしい」と客からも好評。2種類のレアチャーシューを楽しめるのも、店の付加価値を高めるポイントとなっている。

 ●店舗情報

 「鶏soba座銀本店」

 所在地=大阪市西区江戸堀1-19-2

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