3大コンビニIDレシートデータから見る売れ筋商品ランキング おにぎり編(2023年11月調査)
IDレシートデータから日本食糧新聞社が加工した3大コンビニの売れ筋商品情報を毎号ピックアップ。今号は2023年11月1日~30日の期間における「おにぎり」の男女別売上げランキングをご紹介。
ランキング表作成:日本食糧新聞社・新製品事業部/データ提供:フェリカネットワークス社
セブンイレブンでは、今年7月から環境負荷の低減と安定的な生産を実現している原材料を採用した「みらいデリ」シリーズの販売を開始。「みらいデリ おむすび和風ツナマヨネーズ」が男性12位、女性14位、「同ツナマヨネーズ」が男性16位、女性18位にランクインした。同品に使用されているツナマヨネーズは、ツナと黄エンドウ豆由来の原料を使用。黄エンドウ豆は繊維感を残すことで、ツナのような食感を楽しめる。
ローソンでは、韓国フェアを開催。ごま油香る風味のよい韓国海苔と、食感のよいたくあんが楽しめる「ネネチキン監修チュモッパ~韓国風まぜめしおにぎり~」が男性15位、女性6位にランクインした。
ファミリーマートでは、10月から「手巻おむすび」を刷新した。おむすび専門店で人気のメニューである醤油だれなどと合わせた、卵黄比率の高い卵黄ソースと、甘辛く味付けした鶏肉と豚肉のそぼろを包んだ新商品の「手巻とろうま卵黄風そぼろ」が男女共18位にランクインした。
○IDレシートデータ=約3万人の生活者から集まる買い物レシートを、フェリカネットワークス社が200チェーン、325万商品の独自マスタによって解析した流通横断の購買データベース
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◆セブンイレブン
○男性1位
「手巻おにぎりツナマヨネーズ」 151.2円(税込み)/259kcal
上品な米の香り
重さ117g。京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」監修のご飯を使用。口の中でご飯がほろりとほどけ、コメの香りと甘さが感じられる。ご飯と少し甘めのツナマヨのバランスもよく、食後感が上品。
○女性1位(後継品)
「手巻おにぎり紅しゃけ」 189円(税込み)/175kcal
香ばしさピカイチ
重さ110g。ランキングでは「炭火焼熟成紅しゃけ」だが後継品は「紅しゃけ」と推測。“炭火焼熟成”の表現が削除されているが紅しゃけが香ばしく、普通のしゃけおにぎりとは少し違う特別感あり。
◆ローソン
○男女1位
「手巻おにぎりシーチキンマヨネーズ」 135円(税込み)/235kcal
高級海苔の風味
重さ114g。「有明海産海苔使用」とうたっているだけに風味が高く、高級タイプの海苔そのものの強い歯触り。ツナマヨはコクが感じられるが全体的には薄味に仕上げてあり、一気に完食できる。
○女性2位
「手巻おにぎり熟成紅鮭」 167円(税込み)/181kcal
正しいおいしさ
重さ110g。塩気が強めの鮭はフレーク状ながらもしっかりとした味を主張しており、ご飯とよく合う。ご飯のほどけ具合もちょうどよく、王道の“正しい鮭おにぎり”といったまっすぐな味わい。
◆ファミリーマート
○男性1位
「直巻 和風ツナマヨネーズ」 135円(税込み)/248kcal
力強いツナマヨ
重さ124g。茶飯タイプの直巻きおにぎりで、セブン、ローソンのランク上位商品とは一線を画す。マヨネーズのコク、マグロとカツオの2種ブレンドツナの味わいが力強く、食欲旺盛な男子中高生も好みそう。
○女性1位
「直巻焼しゃけ」 150円(税込み)/201kcal
手作りを思わせる
重さ117g。コンビニ3店の中でファミマだけ、パリパリ海苔タイプではなく直巻きタイプのおにぎりがツナ、鮭共にトップに。お母さんの手作りおにぎりを思わせるしっとり海苔と、丸い形状が好ましい。
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個数%=コンビニ各社の全商品購入総数(男女別)を100%としたときの割合
ユーザー率(%)=コンビニ各社の購入者の総人数(男女合計)を100%としたときの割合
※販売終了、リニューアル等、現在の販売状況は定かではありません。
※価格、カロリーは編集部が購入した商品表記の情報です。販売終了の商品については、後継と想定される商品を購入。