プロの食材活用 この食材でこの逸品:カゴメ「トマトケチャップ」

2024.03.04 541号 10面
「甘酢あんの中華風オムライス」甘酢あんの作り方は、(1)鍋に油を熱しトマトケチャップを入れて煮立てる (2)砂糖、酢、だし※を加えて煮立てる (3)水溶き片栗粉でとろみをつける。トマトケチャップ、砂糖、酢、だしの分量は同割り。※水に野菜の端材を浸け置きした野菜だし

「甘酢あんの中華風オムライス」甘酢あんの作り方は、(1)鍋に油を熱しトマトケチャップを入れて煮立てる (2)砂糖、酢、だし※を加えて煮立てる (3)水溶き片栗粉でとろみをつける。トマトケチャップ、砂糖、酢、だしの分量は同割り。※水に野菜の端材を浸け置きした野菜だし

「ふわふわ卵とエビチリのオムライス風プレート」エビチリの作り方は、(1)エビを素揚げする (2)鍋に油を熱しトマトケチャップを炒める (3)ニンニク、ショウガ、豆板醤などを加えて煮立てる (4)(1)のエビを加えて煮立てる。強火と高温の油で素早く仕上げるほどに香りが引き立つ。

「ふわふわ卵とエビチリのオムライス風プレート」エビチリの作り方は、(1)エビを素揚げする (2)鍋に油を熱しトマトケチャップを炒める (3)ニンニク、ショウガ、豆板醤などを加えて煮立てる (4)(1)のエビを加えて煮立てる。強火と高温の油で素早く仕上げるほどに香りが引き立つ。

四川料理 松の樹 宮本竜太(みやもと・りゅうた)

四川料理 松の樹 宮本竜太(みやもと・りゅうた)

「トマトケチャップ JAS特級グレード品」糖酸比が高くトマト量が多いことからトマトの濃さが感じられるトマトケチャップ。松の樹の宮本店主も愛用している。規格=1号缶(3,300g)、3kgフィルム

「トマトケチャップ JAS特級グレード品」糖酸比が高くトマト量が多いことからトマトの濃さが感じられるトマトケチャップ。松の樹の宮本店主も愛用している。規格=1号缶(3,300g)、3kgフィルム

「トマトケチャップ JAS標準グレード品」糖酸比は中間で塩分が低く穏やかな味わい。かける・炒める・煮込むなど多様なメニューに適したトマトケチャップ。規格=1号缶(3,300g)、3kgフィルム

「トマトケチャップ JAS標準グレード品」糖酸比は中間で塩分が低く穏やかな味わい。かける・炒める・煮込むなど多様なメニューに適したトマトケチャップ。規格=1号缶(3,300g)、3kgフィルム

 ●高温油でトマトケチャップをしっかり炒めるのがコツ

 町中華の活況が話題だが、中でもメディアを賑わせているのが「町中華オムライス」だ。もとより卵と白飯は中華料理の主要食材。天津丼が中華料理のオムライスにあたるが、町洋食の根強い人気を意識してか、トマトケチャップ仕立ての中華オムライスが増えているらしい。さらに「そもそも中華料理の調理技術はトマトケチャップの魅力訴求に好適」だともいう。その理由やコツを四川料理「松の樹」の宮本竜太店主に聞いた。

 1998年創業の四川料理「松の樹」は、有名グルメサイトで地域一番店の評価を受けている四川料理の繁盛店。宮本店主は上海料理で修業した後、親方と同店を立ち上げ、一昨年に事業承継した。持ち前の向上心から休日は食べ歩きに注力。流派を超えて多くの先輩から調理技術を学び、伝統と創造を交えた独自料理を展開している。

 そんな宮本店主が大切にする調味料の一つがトマトケチャップだ。炒め物の香り演出、煮込み料理の隠し味に欠かせないという。

 宮本店主は「エビチリにトマトケチャップは不可欠です。カゴメのトマトケチャップは火を入れると香り立ちがよいので、高温の油でトマトケチャップをしっかり加熱して、香りを立たせた後に具材を入れるようにしています」と説き、「煮込み料理の仕上げにもトマトケチャップを少量加えると、すべての調味料がまとまり、全体バランスが調和します」と独自の秘訣を明かす。

 エビチリは「乾焼蝦仁」(カンシャオシャーレン)をリメークした日本生まれの中華料理。日本における四川料理の始祖がトマトケチャップを使ったレシピを考案し、それが業界に広がったことから、中華料理店でのトマトケチャップ活用が普及したといわれる。その経緯を踏まえると、町中華にオムライスがあるのも納得できよう。

 「卵とトマトケチャップは味覚的にも視覚的にも相性が抜群です。エビチリ同様、天津丼をリメークした甘酢(トマトケチャップ)あんの中華オムライスもありかなと思います」という宮本店主が創作した中華オムライス2品を紹介する。

 ●天津丼をリメーク 高温油と相性よく香り引き立つ

 ◇甘酢あんの中華風オムライス

 ●町中華オムライスに脚光!人気のタッグを手軽に

 「ふわふわ卵とエビチリのオムライス風プレート」

 ●店舗情報「四川料理 松の樹」

 所在地:川崎市川崎区宮本町6-11

 料理人=宮本竜太店主

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 宮本竜太(みやもと・りゅうた)

 1976年、山梨県生まれ。高校球児の四番打者で甲子園出場。料理の鉄人・陳建一氏に憧れ中国料理店に就職。親方と共に現店を立ち上げ一昨年に事業承継。休日の食べ歩きでは仲間と一緒に1日100品以上試食することも。

 ●カゴメ「トマトケチャップ」 使い勝手よい2タイプ

 「トマトケチャップ」 JAS標準グレード品

 糖酸比は中間で塩分が低く穏やかな味わい。かける・炒める・煮込むなど多様なメニューに適したトマトケチャップ。規格=1号缶(3,300g)、3kgフィルム

 「トマトケチャップ」 JAS特級グレード品

 糖酸比が高くトマト量が多いことからトマトの濃さが感じられるトマトケチャップ。松の樹の宮本店主も愛用している。規格=1号缶(3,300g)、3kgフィルム

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