メニュートレンド:下町スペシャル 日伊コナモン合作お好み焼きピッツァ 「CONA渋谷店」

2012.09.03 402号 02面
具材は焼きそば麺、キャベツ、チーズ、シーフードミックス、鰹節。お客の目の前で焼き上げてシズル感をアピールする

具材は焼きそば麺、キャベツ、チーズ、シーフードミックス、鰹節。お客の目の前で焼き上げてシズル感をアピールする

店内はカウンターだけのオールスタンディングの店内。ワインセラーを併設し80種以上のボトルを1900円均一のお値打ち価格で提供

店内はカウンターだけのオールスタンディングの店内。ワインセラーを併設し80種以上のボトルを1900円均一のお値打ち価格で提供

 注文を受けてから生地を伸ばし専用窯で焼き上げるローマ風ピッツァを激安500円均一で提供して人気なのが「CONA渋谷店」だ。看板メニューのピッツァはなんと30種類。ユニークなメニューが並ぶ中でも、ピッツァとお好み焼きを組み合わせた日伊合作の大衆料理メニュー「下町スペシャル」は、そのユニークなネーミングと中毒性がある味にやみつきになるファンが多いという。

 ●Wの食感、サクサク生地とモッチリ麺

 イタリアのピッツァと、日本のお好み焼き。2国の庶民の味を代表する「コナモン」がドッキングした同商品。「好き嫌いがはっきりでますが、多くの常連客さまが一度はチャレンジしています。個性が強いぶん一度ハマるとやめられない中毒性のある商品で、これしか注文しないお客さまが何人もいます」と(株)キャンディーBOX広報部部長の小田綾乃さんは語る。

 手伸ばししたピッツァ生地にお好み焼きソースとマヨネーズを広げ、一面に焼きそば麺を敷き、具材をのせてピッツァ窯へ投入する。仕上げに鰹節をたっぷりとのせて提供する。湯気をたてながら鰹節が踊る様子はお好み焼きそのもの。味はお好み焼きだが、食感はサクサクと軽いクリスピーで、ビールのつまみに最適。また焼きそば麺に太麺を採用している点が見逃せない。「当店のピッツァはサクサクとした歯応えなので、麺ではモチモチ感を強調しました」と小田さんは理由を語る。

 同商品の他、30種を揃えるピッツァは「照り焼きチキンのピッツァ」「ハワイアンピッツァ」「タラコ&ポテトピッツァ(おもち入り)」など、発想豊かなオリジナルピッツァが並ぶ。グランドメニューの他にもスタッフがアイデアを出し合って作るお薦めメニューが2~3品ある。ソースと具材の組み合わせしだいで、いろいろな味が楽しめる懐の深さが生きている。

 ディナーはピッツァ以外の一品料理やドリンクも500円均一で提供する立ち飲みピッツェリアとして幅広い客層に、ランチはピッツァ、サラダ、ドリンクがついて500円均一のお値打ち価格で提供して女性客を中心に人気が高い。

 現在都内に直営2店舗ライセンス店6店舗。今春からライセンス店の新規募集を開始しており、今後2年で50店体制を目指す。

 ●店舗情報

 「CONA渋谷店」 経営=(株)キャンディーBOX/店舗所在地=東京都渋谷区道玄坂2-7-5 電話03・3770・5729/開業=2008年10月/営業時間=午前11時~翌朝5時(土・日・祝日は午後4時~)、無休/坪数・席数=9坪(最大15人収容)/客単価=昼500円、夜2500円

 ●愛用資材・食材:「お好みソース」

 販売=オタフクソース(広島県広島市西区)

 「下町スペシャル」で使用するソースはお好み焼きソースの定番「おたふくソース」だ。これをマヨネーズと1:1の割合でたっぷりと生地全体にのばす。同商品を使用するメニューは「下町スペシャル」のみだが、「ソースが味の決め手」(小田氏)のため、類似メニューとソースを共有せず、この味にこだわった。業務用2.1kgもあるが、新鮮なうちに使い切れるよう家庭用500gを選んでいるという。

 規格=500g(常温)

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