ラーメン版 チェーン店の注目株:こく味かさね豚骨 極細麺と甘味豚骨で多店舗化に本腰

2012.12.03 405号 09面
こく味かさね豚骨(650円)

こく味かさね豚骨(650円)

自慢の極細麺(生110g)を手に取る小川朋広ラーメン部門統括部長

自慢の極細麺(生110g)を手に取る小川朋広ラーメン部門統括部長

 ●日販400杯の集大成を“のれん分け” 地産地消で佐賀の活性化に一役

 佐賀市で絶大な人気を誇る「ららら らーめん」は、番手28(切り幅1.07mm)の極細麺と、豚頭・ゲンコツの甘味を追求した豚骨スープが売り物。本店の佐賀駅北口店は、20坪・20席・客単価750円で平均日販400杯前後の人気ぶりを見せている。現在、直営・系列で全8店舗を展開しているが、今後のれん分けによる多店舗化に本腰を入れる予定だ。

 同店を取り仕切る小川朋広統括部長は「全8店舗で多くの味と多様な営業形態を試してきました。そのノウハウの集大成が佐賀駅北口店です」とし「弊社理念の地産地消を実践し、佐賀県が元気になるような事業に育みたい」と意気込む。

 看板ラーメンは「臭みとアクを抑えて甘味を追求した豚骨スープ」と「スープによく絡む極細麺」をマッチさせた「こく味かさね豚骨」。具材は、煮豚をあぶった炭火焼きチャーシュー、地元有明産の優Aクラスの板海苔、マー油、辛味だれ、長ネギ、煮卵(別料金)。このこく味かさね豚骨を主力に、ライト味の「あっさり豚骨」とヘビー味の「潤黒」が脇を固めている。

 「佐賀のラーメン店は、博多、久留米、熊本といった有名所に囲まれて、あまり目立ちませんが、麺好きの文化は同格。地元活性化に向け、けん引に努めたい」(小川氏)と言う。

 ●「ららら らーめん 佐賀駅北口店」 所在地=佐賀県佐賀市駅前中央1-13-21/営業時間=午前11時~翌午前0時(金・土・祝日前は翌午前1時、無休)/坪数・席数=20坪・20席/客単価=750円

 ●企業メモ

 経営=(株)ららら/本社所在地=佐賀県佐賀市中央本町3-1ジックスビル4階/事業内容=2005年設立の外食ベンチャー。佐賀市を拠点にマルチコンセプトの12業種14店舗を展開。「地産地消」をモットーに佐賀県の活性化に努めている。

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