関西版:濤和化学、ノロウイルス検証試験で殺菌効果「環境消毒剤リバルス」

2008.05.05 342号 12面

 食中毒予防の鍵を握るのは手洗いだが、まだアルコールや塩素系消毒剤を使っていませんか?

 塩素系消毒剤は、発がん性物質発生源になるばかりか、大気汚染防止法や水質汚濁防止法で使用が規制されている。アルコールは殺菌力が大きいものの揮発性が大きく持続性がない欠点があり、ノロウイルスや鳥インフルエンザ、レジオネラには効かない。

 そこで濤和化学(株)(大阪府八尾市、電話072・995・3004)が開発した「環境消毒剤リバルス」は、ヒト由来ノロウイルス検証試験で殺菌効果が認められる数少ない殺菌剤で、鳥インフルエンザやレジオネラ、緑膿菌などにも効果が確認されている。

 特徴は、安価で安心、多様な用途に使用できる点にある。さらに食品容器や調理台、布巾などに最適な「G♯1」や、配送車や床、通い箱、出入口など大量に使う場所に向く低価格(20円/リットル)の「ET-200」、ドアノブや便座、蛇口に最適なスプレー式「SP」(250円/リットル)など、用途別商品も揃え簡便性を高めている。

 同社は元来、食品トレーやまな板などのプラスティック製品製造メーカーで同剤はプラスティック抗菌剤として開発した。そのため食品衛生法に基づく食品添加物など規格基準のうち、PEやPPを主成分とする合成樹脂の器具または容器包材への添加剤として適合性が認められている。

 一方手指消毒剤「ハイエスト」は、安全性が高く毎日の手洗いに最適。脱脂力が低く病原菌の巣となる手荒れを防ぎ、しかも高い殺菌力を示すのが特徴だ。中でも「ハイエストF」は、食品添加物でもあるため、口に入っても安心で、外食産業はもとより、病院や乳幼児・高齢者施設のほか、食品製造や流通にも最適。

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