生海苔は、1年を通して浜名湖産のものを使用。ホワイトソースによくなじみ、優しい味わいに仕上がる

　◆「帆立と生海苔のホワイトソース」1,250円（野菜サラダ付き）

　東和フードサービス（株）の展開する高級喫茶「椿屋珈琲店」では、一部店舗でパスタメニューを提供している。中でも「帆立と生海苔のホワイトソース」は、あっさりと仕上がったクリームソースの淡い味わいが30代以降の女性客から好評でいわば大人のパスタ。同社の「ダッキーダック」や「スパゲッティ食堂ドナ」といった若年層の多い店舗よりも、この店での反応の方が明らかによいという。

　生海苔とホワイトソースの組み合わせは、もともとホワイトソースと魚介類の相性がよいことから着想したという。磯の香りが立ち、コクとうまみが引き出されている。

　メーンの食材であるホタテは、このソースとなじませ、軽く火を通す。トッピングは、パプリカで彩りを添え、さらに生海苔を使うことで、ホワイトソースの生海苔の存在を印象づけている。

　同社の店舗で使われているオリジナルの生麺は、食べ終わるまでモチモチの食感を楽しめるように改良が加えられ、ホワイトソースとの絡みもさらによくなったとのこと。

　夏の期間限定メニューの、大葉をたっぷりと使ったジェノベーゼ風「香味野菜の大葉ソース」や「穴子とオクラの和風（バター醤油）」（各1250円／野菜サラダ付き）もお薦めだ。

　◆「椿屋珈琲店」（経営=東和フードサービス（株）／本社所在地=東京都港区新橋3-20-1）店舗数=「椿屋珈琲店」8店舗（09年7月現在）