シェフの愛用食材:ホテルメトロポリタンドモント 井田仲弘氏「りょくけんトマトジュース」

2010.07.05 374号 23面
生食用の完熟トマト100%使用

生食用の完熟トマト100%使用

 「ホテルメトロポリタン エドモント」は、宴会場に限らずホテル内の7つのレストランほかが直営だ。そんな「食」へのこだわりが高いホテルの総料理長として、大勢の料理人たちをまとめあげているのが、井田総料理長である。

 彼が数ある愛用食材の中から選んだのが「りょくけん トマトジュース」。最小限の水と肥料だけで作物の潜在力を引き出す「永田農法」で育てられた完熟トマトを使用した100%ストレートジュースだ。井田料理長は、同商品を料理のソースやガスパッチョのようなスープ、トマトドレッシングなど、トマトの風味を生かしたいときには欠かさず使っているという。フレッシュなトマトを使用する場合も、同商品と併せて調理するという。

 「トマトの料理は、トマト次第で味が大きく左右されてしまう。しかもフレッシュなトマトは時期や天候で食味のばらつきが激しい果実。届いたトマトの出来に合わせて、このジュースで調整することで、常に安定したソースなどを提供できるようになる」と絶賛する。

 永田農法の創始者・永田照喜治(ながた・てるきち)氏とは、同ホテル名誉総料理長である中村勝宏氏とともに二十年来の付き合い。また生家が農業を営んでいたこともあり、野菜の力を最大限に発揮させた味に全幅の信頼を寄せている。料理への情熱、野菜への思いから生まれたつながりが、同ホテルの味をしっかりと下支えしている。

 ◆プロフィール

 ホテルメトロポリタンエドモント総料理長 井田仲弘氏

 いだ・なかひろ 1948年埼玉県生まれ。1967年に永田町「都市センターホテル」に入社。以後、全国勤労者青少年会館(現・中野サンプラザ)、東京プリンスホテルを経て、1984年にホテルエドモント(現・ホテルメトロポリタン エドモント)へ。1999年にデリカ事業部長・調理部次長を兼務。2005年より取締役総料理長を務める。

 ◆店舗情報

 ホテルメトロポリタンエドモント

 所在地=東京都千代田区飯田橋3-10-8、電話03・3237・7993

 ◆商品概要:「りょくけんトマトジュース」

 トマトジュースの原料トマトは一般的に加工用品種が使われているが、同商品には生食用の桃太郎トマトだけが使用されている。完熟トマトだけの100%ストレートジュースで、食塩すら使用しない成分無調整にもかかわらず糖度は7度以上もある。

 規格=1リットル

 ▽(株)りょくけん 静岡県浜松市北区都田町7709-6 http://www.ryokuken.co.jp/

 問い合わせ=電話053・428・5100

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら