特製のたれで味付けされた味は、アルコールとの相性がいいと20代以上のお客に評判が高い

　◆馬肉のユッケでニーズに対応　「桜ユッケ」830円

　住宅街が広がる郊外駅近くを中心に展開し、客単価2900円というリーズナブルな価格帯で地元の家族連れ客から居酒屋需要まで幅広く取り込んでいる「牛繁」。「元氣カルビ」（399円）などのお値打ちメニューを柱にしながら、七輪を使って炭火で焼くスタイルを中心としており、本格の味を演出している。

　同店の名物サイドメニューは、馬肉を使用した「桜ユッケ」だ。「ユッケが食べたい」というお客の要望に応えて、牛肉よりも安全性の高い馬肉を使うことで、2011年7月からメニューに採用した。カナダ産の馬肉を使用しており、牛肉のユッケにも劣らないおいしさを実現している。

　安全性にも配慮する。専用工場から個食パックにして各店舗に配送し、店内調理を最小限にしている。さらに店舗では同メニュー調理の際に、使い捨ての調理器具を使っているという徹底ぶりだ。

　その他のサイドメニューは「豚足（酢みそ付）」など6品、漬け物7品など計47品を揃える。主力商品となる肉は国産牛を中心に牛肉28品、豚鶏8品を揃えている。

　●データ=「元氣七輪焼肉　牛繁」/経営=（株）牛繁ドリームシステム/本社所在地=東京都新宿区新宿2-1-2白鳥ビル6階/店舗数=100店舗（2011年10月現在）