帰ってきた飲食店のための血液型講座(34)B型、今回は真面目編
前回、わが国日本はA型が多い……と書いた。われわれは「A型大国」に住んでいると考えるべきだ。普段見慣れている、バス停の「時刻表」。これ、諸外国にはほとんどない。
だって少し考えれば分かることだが、渋滞や突然の事故、一般道路を走る路線バスが、時間通りに走るわけがないのだが、わが国のバスはあの殺人的な渋谷駅でも、キチンと時間通りに走っている。A型は、本当に生真面目だ。
どんな困難があろうが、時刻表通りにバスを運行する。おそらく、O型のアラブ人などには、この国は理解できないのではないだろうか。
今回は「B型」を取り上げる。
B型の一番多い国をご存じだろうか。A型とB型は、水と油の関係に似ている。
あなた、何となくあの国とあわないわ、と感じていないだろうか。
そう、「中国」である。世界で一番B型の多い国、それは中国とインドと北朝鮮である。
西域(タジキスタンやウズベキスタン、新疆ウイグル)からモンゴル、中国北部(シベリア国境)、東北部(満州)、北朝鮮にB型が圧倒的に多いのである。一説には、40%近くがB型であるといわれている。(『新血液型人間学』=能見正比古著・青春出版社=より)
ただし中国でも南の方「湖南(ベトナムやミャンマー国境方面)」は、A型が多いようだ。
さあ、思い出してみよう。
(1)新幹線脱線事故。脱線した列車の残骸を埋めて処理しようとしたあの事件
(2)上海市の地下鉄で起きた脱線死亡事故。翌日朝から平常運転
(3)天安門事件並みの暴動が頻発するチベット、軍隊で強制鎮圧
(4)魚の胃袋に鉛弾を入れて、重さをごまかす漁師
(5)ディズニーランドにそっくりな、中国遊園地
(6)野菜の見栄えをよくするために、農薬を振り掛ける農民
(7)秋葉原で、1人で炊飯器10台以上買いこんでいる中国人観光客
(8)粉ミルクに、有毒メラミン混入事件
(9)中国食品工場で起こった、毒(殺虫剤混入)餃子事件
(10)役人がやくざ並みに、青空市場の場所代を徴収し、払わない者に暴行
–などなど、思い出せば、A型のわれわれから見たら、とんでもないことが頻発する国。
でも、結構中国人は、元気に陽気に、はつらつと生きている。B型は、天衣無縫(てんいむほう)だ。
天衣無縫とは、人柄が天真爛漫(てんしんらんまん)で飾り気がなく、純粋である様子をいう。現在は一般的に、世間体を顧慮しないでのびのびと振る舞う人のことをいう場合に使うことが多いが、中国人の印象はまさにこれ。
ちょっとしたことなど、どうでもいいではないか! 夢中になることがあれば、あたり構わず暴走。思いつきアイデアにこだわり、周りが見えなくなる。でもちょっと照れ屋で、かわいい。これB型中国人! 21世紀の主役、それが中国B型人間だー。
あ~ぁ、やっぱり血液型なんだヨ!
(血液型研究所主幹 エービー海老尾)