新顔個性派カレー特集:カレーキッチン カラーズ「インド風チキンカレー」
●国産素材で優しい味を追求 全品にドライカレー付ける
キッチンカーでの移動販売からスタートして、東京・木場に店舗を構えた「カレーキッチン カラーズ」。ジャパンクオリティーをコンセプトに、肉、野菜、コメなどの材料は国産のものを厳選している。
同店の1番人気は「インド風チキンカレー」。サラっとしたカレールウでスパイスの香りも高いが、食べてみると辛さは控えめで素材のうま味が分かる優しい味わいが特徴。
スパイスはクミンやコリアンダーなどベーシックなものを約10種類使用。これに玉ネギ、ニンジンなど5種類の国産野菜とともにじっくりと炒めた後に、具となる鶏肉を弱火で煮込んだスープと合わせてカレールウを作る。具は鶏肉と新ジャガイモのみだが、大きくカットされており食べ応えがある。また、隠し味に醤油や麦味噌といった日本の調味料を加えることで、親しみやすい味に仕上げている。
ユニークなのは、全品の付け合わせにコールスローとドライカレーを付けている点。ドライカレーは豚と鶏の合いびき肉をベースに黒豆など4種類の豆、ピーマンなどの野菜を加えたもの。全品が2色カレーで提供される形で「いろんなカレーを楽しんでほしい」という樋口耕平店主の思いから生まれたアイデアだ。
その他のカレーメニューは「タイ風グリーンカレー(大辛)」「タイ風レッドカレー(辛口)」「アジアン風エビカレー」(各880円)、「黒毛和牛の欧風ビーフカレー」(980円)をラインアップしている。
●店舗情報
「カレーキッチン カラーズ」/所在地=東京都江東区東陽3-1-10/開業=2015年3月/営業時間=午前11時~午後2時、6時~10時(土曜のみ売り切れ次第終了)、日曜・祝日定休/坪数・席数=5坪・10席/平均客単価=1000円
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2009年よりキッチンカーによる移動販売「トゥーディー」で営業開始。カレー商品の他にガパオライスなどアジア料理の弁当を販売。15年3月に、移動販売のベースキッチンを兼ねて「カレーキッチン カラーズ」をオープン。東京・木場の大通りを1本入った住宅街に立地し、平日昼は近隣サラリーマン、平日夜や土曜は近隣住民が主客層だ。