山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(20)シマダヤ「手延べ勝り」うどん250/125

2021.05.03 507号 04面
日本食糧新聞社「第21回業務用加工食品ヒット賞」を受賞

日本食糧新聞社「第21回業務用加工食品ヒット賞」を受賞

 ●コシとツヤで圧倒的おいしさ 原材料は小麦粉、塩、水のみ

 麺は冷凍がうまい!と言う人がどんどん増えています。昨年の冷凍めん生産食数は、20億食を突破(日本冷凍めん協会調査)。つまり、国民1人当たり年間15食食べている、という計算になりますから、「もはや国民食」(同協会)という表現も納得できますね。

 中でも「コシ」を楽しむうどんは、大人気。その「コシ」、さらに「ツヤ(艶)」、そして「バチ」に驚いた、という冷凍うどんが、今回ご紹介するシマダヤのプレミアム商品、「手延べ勝り(てのべまさり)」うどん、です。

 2007年発売ですから、私が発表会でびっくり仰天したのは、もう14年も前になるんですね。うどんといえば、讃岐うどんという時代に、日本伝統のそうめんやうどんの製法である「こびき製法」(手延べ)に倣って、機械化することに成功して開発(特許取得済)したのが、「手延べ勝り」うどんです。わざわざ1品開発したいがために機械まで作ってしまうという、シマダヤのものづくり魂というか麺にかける情熱に感動しました。

 機械が延ばすので、「手延べ」とは表現できないのですが、手延べと同様のコシとツヤが再現されています。さらに、延ばすときに2本の棒にかけて引っ張りますから(手延べそうめんの製造風景を想像してください)、棒に掛かった部分が薄く広くなって、そこでカットすると切り口が三味線の「バチ」のような形になります。「手延べ勝り」うどんは、うどんの両端に「バチ」があります。まさに、延ばした証拠、なんですねぇ。

 さらにスゴイこだわりは、原材料が小麦粉、塩、水のみ、であること。粘りと弾力のある小麦粉と特許取得の製麺機で、手延べに勝るとも劣らない圧倒的なコシ、ツヤのある美しい外観を創り出しました。プレミアムな商品ですから、プレミアムな顧客を持つユーザーに高い評価を受けました。

 もちろん価格ラインは高めです。でも、その品質の高さ、冷凍ならではの、ゆで時間60秒の作業性が勝る!うどんなのです。

 ★ここがスゴイ!

 延ばした証拠に「バチ」がある

 ●商品概要

 シマダヤ「手延べ勝り」うどん250/125

 規格=250g×5入袋×4×2合/125g×10入袋×4×2合

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