第27回業務用加工食品ヒット賞:フルッタフルッタ「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」
◆HPPで果実感を残しつつおいしく
●受賞理由
2022年にコストコで楊枝甘露の販売を開始したところ「天然の甘さ」が受けて若い世代から支持されるようになった。さらに「子どもに飲ませたい」とファミリー層へも浸透した。当初は大容量PETボトル(1020g)のみだったが、23年6月からは小容量ボトル(235g)の発売を開始。販売チャネルもドリンクショップ、レストラン、カフェへと広がっている。幅広い世代に、さまざまな場面で人気を博していることが受賞につながったといえる。
●製品紹介
「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」
規格=235g、1,020g/冷凍
天然の甘さが人気を博す
楊枝甘露は香港で生まれ、台湾で爆発的にヒットしたマンゴーデザートを再現したスイーツドリンクだ。マンゴー、グレープフルーツ、タピオカ、ココナツミルクをバランスよく配合し、超高圧製法(HPP)でフルーツ本来の果実感を残しつつおいしく仕上げた。同社によると「ボトル入りHPP楊枝甘露は世界初」という。瑪蜜黛(モミトイ)、BAGEL&BAGELなどでオリジナルメニューにアレンジして期間限定で提供されるなど、人気上昇中だ。
●会社概要
フルッタフルッタ
本社/東京都千代田区九段北3-2-28 アグロフォレストリーBldg.
同社の前身は2002年に神戸で設立されたクプアス・インターナショナル・ジャパンで、CAMTAとの独占輸入総代理店契約を結び、約10種類のフルーツ原料輸入を開始。05年からは外食チェーンやスポーツ施設、食品メーカーなどの原料販売に進出。17年に台湾・KFS社とパートナーシップを締結し、22年に国内メーカーでは対応できないHPPで製造した楊枝甘露の国内販売を開始した。モットーは「ナチュラル・新鮮・おいしい・本物」。