アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:手軽なアウトドア用品が人気
●小ぶりで、かわいくおしゃれに
ピクニックや散歩のための身近なアウトドア用品が増えています。小ぶりでかわいらしいデザインが喜ばれる傾向です。テントをはじめとする本格的なアウトドア用品の販売はここ数年、前年実績を下回っていますが、日帰りのレジャー用品は堅調です。2025年もピクニック需要は続くと予想され、アウトドア用品企業は商品開発を強化しています。
「レジャー白書」など各統計によると、オートキャンプ参加人口が減る一方で、バーベキューやピクニック人口は22年から少しずつ回復しています。
日帰りのレジャーに適した商品の開発・販売を強化している「コールマン」では、再評価された商品もあります。350ml缶が6本入る小型クーラー「テイク6」の発売は01年ですが、じわじわと人気が広がり、24年は約20万個を販売しました。小ぶりでかわいらしいため、ファッションのセレクトショップで販売されているのもポイントです。
スノーピークは3月から新しいレジャーシートを販売しています。テントなどと同系色で「スノーピーク」の他の商品とコーディネートしやすく、片手に収まる収納ケースは本体に縫い付けて紛失しにくくしてあります。
ロゴスコーポレーションでは『ロゴスのえほん』(2月発行)に登場するキャラクターをデザインに取り入れた、かわいらしいシェードやソフトクーラーなどを販売しています。
(繊研新聞社 取締役編集局長 若狭純子)