日本政策金融公庫（日本公庫）は、農林水産業で生産と加工・販売を一体化し、地域資源を活用することで新たな産業の創出を目指す6次産業化に取り組むプロ農業者たちをサポートしている。地方創生戦略の中でも「一丁目一番地」として位置付けられる農業改革は、農業の成長産業化による競争力の強化と、地方活性化の両輪となって初めて可能になるものだ。日本公庫では、そうした地域の活力を上げ先進的な取組みを進める生産者たちを、融資などを通じてバックアップし、地域に根を張り優れた農業経営を行う事業体に対して「アグリフードEXPO輝く経営大賞」を選定するなど、多くの経営者の目標となる姿を示してきた。今シリーズでは、全国七つのエリアで活躍する、キラリと光る7人のプロ農業者たちを紹介する。（小澤弘教）