明治が挑む「攻め」と「守り」のDX

2023.02.20

 新型コロナ禍以降、働き方や求められるITスキルが大きく変革を迫られている中、明治はデジタルトランスフォーメーション(DX)による企業力アップを本格化させている。新たなテクノロジーを活用した業務の生産性向上と新たな価値の創出へ向け、2022年4月に「デジタル推進本部」を設立。製造・物流業務などの社内情報システムを効率化する「守りのDX」はもちろん、新規ビジネスを支えるITの構築や社員のITリテラシー底上げに向けた教育を推進する「攻めのDX」という、二つのレイヤーに取り組む。デジタルを営業などの現場で生かせる思想・風土づくりを「明治デジタルマインド(MDM)」と名付け、ビジネス、社員、システムのいずれでも明治らしい先見性を発揮していく方針だ。(小澤弘教)