花かつお・削り節特集2024
23年の花かつお・削り節市場は、価格改定の影響もあって金額ベースでは前年を上回ったが、数量ベースでは落ち込んだ。今期も原料となるカツオ魚価の高値が続き、各社の収益を圧迫している。コロナ禍を経て消費の二極化が進む中、個食・使い切りサイズの商品の好調が続く一方、付加価値型の差別化商品の売上げを伸ばす企業もある。(三井伶子)
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◆花かつお・削り節特集:ちょい足し あとのせ 鰹節の新たな食べ方提案
水産加工 2024.11.0123年の花かつお・削り節市場は、価格改定の影響もあって金額ベースでは前年を上回ったが、数量ベースでは落ち込んだ。今期も原料となるカツオ魚価の高値が続き、各社の収益を圧迫している。コロナ禍を経て消費の二極化が進む中、個食・使い切りサイズの商品の好調が続…続きを読む
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花かつお・削り節特集:注目企業=ヤマキ 「徳一番花かつお」発売30周年ありが…
水産加工 2024.11.01ヤマキの23年度(23年4月~24年3月)の花かつお、かつおパック、混合削り節の実績は、金額ベースで前年比8%増、数量ベースで同5%増だった。花かつおは数量ベースで同6%増、金額ベースで同12%増、かつおパックは数量ベースで同4%増、金額ベースで同6…続きを読む
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花かつお・削り節特集:にんべん 「やわらかソフト削り」新発売
水産加工 2024.11.01●付加価値型商品の強化へ にんべんは今上期(4~9月)、フレッシュパックが前年比3%増、削り節全体で同3%増で推移している。23年度はフレッシュパックが同4%増、袋物が同1%増で着地した。価格改定の効果はあるが、数量ベースでは前年を下回っている。 …続きを読む
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花かつお・削り節特集:マルトモ 高付加価値商品群に注力
水産加工 2024.11.01●だしのコンサル活動でも成果 マルトモの今上期の削り節売上高は、前年比8%増で推移している。家庭用ルートでは「プレ節」に代表される高付加価値商品群の認知度が向上し、浸透したことや商品価格改定の影響もあった。また業務用ルートでは、だしのコンサル活動に…続きを読む
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花かつお・削り節特集:ヤマヒデ食品 8月期売上高は約10%増
水産加工 2024.11.01●削り節値上げで販売量の減少カバー ヤマヒデ食品の2024年8月期売上高は前年比約10%増で着地した。削り節では4月に家庭用、業務用ともに昨年に続いて値上げを実施。販売量はやや減少したが、単価アップでカバーした。年々拡大する揚げ玉は毎年7~8%ずつ…続きを読む
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花かつお・削り節特集:ベストプラネット 「木村弥太郎だし」の出足好調
水産加工 2024.11.01●高級スーパーで導入進む ベストプラネットは「乾物総合ファクトリー」を掲げ、メーカーとして蓄えた生産管理、品質管理、マーケティングのノウハウを融合したオンリーワン企業を構築している。今年7月、新社長に木村誠会長の娘婿である中島慶太氏が就任。「乾物業…続きを読む