キユーピー創業100周年特集

調味 2019.11.21
キユーピー創業100周年特集

 世界でも類を見ない多様性に富み、さまざまなテイストのメニューが並ぶわが国の食卓。マヨネーズやドレッシングを普及させ、多くの新しい食文化を創造してきたキユーピーが、創業100周年を迎えている。
 創始者・中島董一郎氏の志でもある「良い商品は良い原料からしか生まれない」という強いこだわりを持ち続け、食品を取り扱う心構えとして「正直」「誠実」を守り続けて1世紀。従業員数人でスタートした同社は、従業員約1万5000人、売上高5700億円超の国内を代表する総合食品グループに成長した。
 同社グループを象徴する言葉に、「楽業偕悦(らくぎょうかいえつ)」がある。グループの社是でもあるこの理念は、「志を同じくする人が、仕事(業)を楽しみ、困難や苦しみを分かち合いながら悦びをともにする」という中島氏の思いに由来する。戦中戦後に迎えた経営危機、高度経済成長期における競合の乱立、コスト環境の急激な変化などさまざまな逆風の中で、同社の礎となり、成長のキーワードとなった。
 令和時代の幕開けとともに、“次なる100年”を迎える同社。節目となる2019年は「感謝」の年であり、「考える」年という。周辺環境が激変する中でも「志」と「理念」を一貫して守り通し、オンリーワン企業として躍動するのだろう。サラダとタマゴのリーディングカンパニーとして笑顔を世界に届け、新たな時代を迎える。(村岡直樹)