シリアル食品特集

パン・シリアル 2020.03.23
シリアル食品特集

 ●コーンフレークに追い風 新規加えて離反再獲得 2月販売実績は20%増
 シリアル市場が回復基調に入った。KSP-POSデータによる2019年3月~20年2月の販売実績は、数量ベースで前年比0.2%増、金額ベースではほぼ前年並みとなった。市場は、台風19号上陸による家庭内備蓄需要が増加。さらに、19年12月に放映された漫才コンテストが契機となり、コーンフレークが注目されたことで、新規ユーザー獲得に加え、離反ユーザーの再獲得にも成功するなど追い風が吹いている。さらに、20年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、内食傾向が加速。政府が学校の休校を要請したことで、火を使わずに子どもだけでも安心して調理ができ、栄養バランスに優れるシリアルが再評価され、2月の販売実績は20%増と高い伸びを示している。(青柳英明)