花かつお・削り節特集

水産加工 2021.11.08

 コロナ禍による巣ごもりでホットプレート調理が支持を集める中、鰹節・削り節の販売が好調だ。家庭で作るお好み焼きなどの「粉もん」人気で、トッピング専用商品や小容量品が売上げを伸ばしている。かつて「あればいい」「どこのものでも一緒」ともいわれた削り節はコモディティー化が進行、消費も長らく減少傾向にある。そうした中、メーカー各社はここ数年、高付加価値商品の販売を強化。価格訴求から脱却しようと、業界全体で価値提案に軸足を移す動きが広がっている。(三井伶子)