なめ茸・山菜加工特集2023
「ご飯のお供」を代表する、なめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘じょっぱく味付けしたポピュラーな味わいで、半世紀以上にわたり家庭の食卓などで親しまれている。その定番品が、変革期を迎えつつある。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆なめ茸・山菜加工特集:危機を好機へ なめ茸に変革期 瓶不足、製造に影響も
農産加工 2023.12.01「ご飯のお供」を代表する、なめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘じょっぱく味付けしたポピュラーな味わいで、半世紀以上にわたり家庭の食卓などで親しまれている。その定番品が、変革期を迎えつつある。 なめ茸といえば、特徴的な偏平型のガラス製瓶容器を思い浮かべる…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:ボトルシフト加速か 需要開拓と脱廉価に期待
農産加工 2023.12.01ガラス瓶容器の供給難が顕在化したのは、22年の後半から。それまでも値上げが相次ぐなど、決して穏やかな状況ではなかったが、現在は「お金を出しても買えない」(信濃産業)という。 「大容量製品向けの角瓶はまだ入手できているが、通常の偏平瓶は製造量も少なく…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:なめ茸製造動向=底打ち?米飯周り活発で堅調
農産加工 2023.12.01なめ茸製品の主要メーカーは主原料であるエノキ茸の国内最大産地、長野県に集中しており、これら各社が占めるカテゴリー市場のシェアは90%を超えている。 長野県缶詰協会がまとめた22年4月~23年3月のなめ茸製品製造量(会員6社の実績合計)は77万793…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:テーブルランド 時流合わせた新商品を
農産加工 2023.12.01なめ茸のトップメーカー、テーブルランドは4月発売の「ボトル入りなめ茸」(230g)に続き、9月に新商品「キムチ風味なめ茸」「すき焼き風味なめ茸」(共に180g)を投入した。 「いずれの商品も現在、市場の反応を見ている状況だが、新たな容器、フレーバー…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:ナガノトマト ボトルタイプに再注力
農産加工 2023.12.01ボトルタイプの拡充に取り組む、ナガノトマト。9月発売の新商品「岩下の新生姜入りなめ茸」(210gボトル)は、想定を上回る好調なスタートを切っている。 「ボトルの270g製品は、ドラッグストアや業務用で採用を伸ばしている」と同社。20年3月に発売した…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:信濃産業 エノキ茸確保も困難に
農産加工 2023.12.01エノキ茸の最大産地、中野市が拠点の信濃産業。「ガラス瓶に加え、価格と供給が比較的安定していた主原料・エノキ茸も確保が難しくなっている」と望月誠一社長。事業環境が大きく揺らぐ中、「今は安定供給の維持に万全を尽くす」と話す。 エノキ茸の高値、供給減は、…続きを読む