なめ茸製品を象徴する特徴的なガラス製偏平瓶。その容器が供給難に陥っている(長野市のスーパー)
「ご飯のお供」を代表する、なめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘じょっぱく味付けしたポピュラーな味わいで、半世紀以上にわたり家庭の食卓などで親しまれている。その定番品が、変革期を迎えつつある。
なめ茸といえば、特徴的な偏平型のガラス製瓶容器を思い浮かべる消費者が多いだろう。その瓶容器が今、供給難に陥っている。瓶メーカーの事業縮小や減産が要因で、コロナ禍の落ち着きとともに酒瓶などのニーズが回復する中、ほぼ、なめ茸専用品で需要規模が小さい偏平瓶の製造は後回し