10月29日。今日は国産とり肉の日
10月29日は日本食鳥協会が制定した国産とり肉の日。日付は、酉は干支の10番目であることと語呂合わせに由来する。
自給率が唯一半数を超える畜肉、鶏肉
そして、平成23年(概算)のわが国の食肉の自給率は牛肉が40%、豚肉は52%、鶏肉が66%となっている。しかし、国産の飼料による肥育した食肉の自給率は1割以下で、食肉と飼料のほとんどを輸入に依存している。
輸入に依存していると、家畜の 伝染病の影響が大きくなる。農林水産省は家畜伝染病予防法という法律で偶蹄類の食肉とハム・ソーセージなどの輸入国を指定し万全を期している。そして、指定している国で発生した場合も輸入を禁止する措置を行った。
その結果、輸入先国が限定されて数カ国に集中し、牛肉ではアメリカや豪州、豚肉はアメリカ、カナダ、デンマーク、鶏肉はブラジルがほとんどを占めている。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:ツカダ食健事務所 塚田 武))