4月30日。今日はベトナムの南部解放記念日
1975年4月30日、南ベトナムのサイゴンが陥落しベトナム戦争が北部の勝利で終結した。戦後ベトナムは様々な産業で急成長をしており、食料品の輸出も多い。
人気高まるベトナム産の「カッシア」
正確にはセイロン(スリランカ)産をシナモンとよび、ほかはカッシアとよぶ。日本においては、一般に は肉柱(ニッキ)と称され、古くから知られているスパイスの一種である。原料業界では桂皮あるいはカシア桂皮とよばれているが、最近は中国からの輸入数量が全体の80%前 後を占めている。したがって、中国産が主体となっているが、最近では、ベトナムもののステッキものが市場で徐々に人気が出ているといわれている。
スパイスとして用いられるシナモンは、樹皮の部分である。収穫は、 枝を切り、枝からその樹皮をはぎとって、陰干しにしたあと、天日乾燥する。乾かした時に樹皮がくるくるとまるまって管状になる。この管状にまるまったステッキ状の皮を取引ではキルス、粉砕したものをチップスという。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:服部 博))