胃心伝真=一食の価値

総合 コラム 2024.06.19 12775号 01面

 大阪のランチ価格もずいぶん上がった。肌感覚ではコロナ前比で2割アップ、お気に入りの店は300円増。とはいえ、個人的には外ランチの機会が増えている。手取り減額が続いてもだ。一皿の価値、満足度は今格段に上がり、午後の活力になっている▼この立役者こそ、コロナ禍に存続危機がささやかれた業務用食品卸。メニューの単価と質を同時に上げる提案を2年以上続け、外食産業の価格構造を変えた。値上げは悪、利益確保は無縁と言っていた業界がステージを上げ、18日付臨時増刊号で取材した卸各社では聞いたこ

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