デリカの「今」がわかる中食通信:本当に強い!「原信・ナルス」自慢の惣菜商品selection

2024.10.07 548号 13面
柔らか塩するめ天ぷら 257円(税込み)/約100g

柔らか塩するめ天ぷら 257円(税込み)/約100g

炭で炙ったうまだれ焼鳥盛合せ(もも2本・ねぎま2本・皮2本・ぼんじり2本) 1,080円(税込み)/8本・約314g ※各種1本・140円(税込み)/約40g

炭で炙ったうまだれ焼鳥盛合せ(もも2本・ねぎま2本・皮2本・ぼんじり2本) 1,080円(税込み)/8本・約314g ※各種1本・140円(税込み)/約40g

極醸さばの極太巻贅沢太巻 754円(税込み)/約280g

極醸さばの極太巻贅沢太巻 754円(税込み)/約280g

脂ののったふっくらあじフライ(3枚)476円(税込み)/1枚・約110g

脂ののったふっくらあじフライ(3枚)476円(税込み)/1枚・約110g

北海道男爵のほくほくコロッケ[1個] 108円(税抜き)/1個・約90g

北海道男爵のほくほくコロッケ[1個] 108円(税抜き)/1個・約90g

鬼一徹の広島風お好み焼き 646円(税込み)/約580g

鬼一徹の広島風お好み焼き 646円(税込み)/約580g

【「パワープライス」シリーズ】おにぎり 74円(税込み)/約100g

【「パワープライス」シリーズ】おにぎり 74円(税込み)/約100g

【「パワープライス」シリーズ】ほくほく北海道コロッケ(5個) 157円(税込み)/約300g

【「パワープライス」シリーズ】ほくほく北海道コロッケ(5個) 157円(税込み)/約300g

【「パワープライス」シリーズ】得々いなり(10個入) 322円(税込み)/440g

【「パワープライス」シリーズ】得々いなり(10個入) 322円(税込み)/440g

 ◆研さんが冴える!「原信・ナルス」の定番惣菜

 ホッと安心する定番の味から、健康感のある惣菜、リーズナブルにお腹を満たす弁当、センスが光るオードブルまで、同社では多彩な商品を展開している。考え抜かれた食材の使い方と調理で“それなりの味”ではなく、大多数の人が“確実においしい”と感じる商品ばかりを揃えているのが見事だ。地域の人々に愛される同社の人気惣菜を集めた。

 ●本当に強いロングセラーを実感

 「柔らか塩するめ天ぷら」257円(税込み)/約100g

 POINT=調理と喫食の効率を両立

 衣一色で地味だが全店年商3億円近くを稼ぎ出す隠れ看板スター。凍ったままの塩干しイカに衣を付けて磯辺風に揚げている。何度も試作を繰り返した結果、解凍せず凍ったまま揚げる方が、軟らかく、うまみが多く、衣剥がれが少なく、調理効率もよくなることが判明したという。かたや下味がしっかり付いているので、調味いらずで食べやすさもよい。

 まさに本当に強いロングセラーを実感させる逸品。お世辞抜きで超おいしい!

 ●値上げ以上に付加価値アップ

 「炭で炙ったうまだれ焼鳥盛合せ(もも2本・ねぎま2本・皮2本・ぼんじり2本)」1,080円(税込み)/8本・約314g※各種1本・140円(税込み)/約40g

 POINT=分量・香り・味覚を強化

 もとより人気の焼き鳥を劇的に付加価値アップ。肉の分量を従来の32gから40gに増量。焼成機器に炭火を導入して香ばしさを補強。塩麹を活用し肉のうまみを引き立て、軟らかさも演出。満足の3要素「分量・香り・味覚」の向上を同時に達成し、従来の1本・100円を130円に値上げ。原価高騰で値上げが避けられないため、上げ幅はおいしさアップで還元。導入後の売上げ前年比・約140%は地元客が十分に納得した証左だ。

 ●鮮度に厳しい新潟の奇跡

 「極醸さばの極太巻贅沢太巻」754円(税込み)/約280g

 POINT=締め鯖の分量ハンパなし

 サトウキビ醸造酢、玄米黒酢、粕酢の3種酢を配合した「極醸の締め鯖」が自慢。何より締め鯖の分量がハンパない。原料の真鯖は脂のりのよい国産原料を使用。太巻き1本(8カン)につき、真鯖1尾・約500g(歩留まり250g)を使うので、締め鯖1切れの分量は約30g。ガリ、キュウリ、卵焼きのあしらいも見事。この内容でこの価格は鮮度に厳しい新潟ならではの奇跡だ。導入後は4年連続で売上げ前年比110%以上をキープ。

 ●新潟気質を存分に表現

 「脂ののったふっくらあじフライ」(3枚)476円(税込み)/1枚・約110g

 POINT=アジフライの王者を追求

 アジフライがブームの中、衣ばかり目立つ残念な商品も少なくない。比べて本品はアジフライの王者を志す逸品だ。衣分量を相場の約45%から約40%にダウン。アジは身厚の対馬近海産を厳選。仕込みでは切り身のうまみを逃さないよう塩水洗浄を実施。

 一見ではわからない地味な研さんは、寡黙で堅実な新潟気質そのもの。食べればわかる実証と実利も新潟気質そのもの。地元客の琴線に響き、導入後2年連続で売上げ前年比・約115%を継続。

 ●ハレとケの使い分けを両立

 「北海道男爵のほくほくコロッケ」[1個] 108円(税抜き)/1個・約90g

 POINT=リッチなディナータイプ

 既存のコロッケ(1個29円・税抜き)が人気不動の中、その3倍以上の100円(同)に挑んだ逸品。おやつコロッケからディナーコロッケへの昇格を目指し、風味と食感のラグジュアリー感を追求した。

 北海道男爵芋の固形感を多少残し、芋のホクホク感を訴求。牛肉・玉ネギ・バターを加えてリッチな風味を演出。コメの違いに敏感な地元客はコロッケの違いにも敏感。ハレとケの使い分けを両立しカニバリを回避しているもようだ。

 ●4mmから2mmで甘味と食感がアップ

 「鬼一徹の広島風お好み焼き」646円(税込み)/約580g

 POINT=おいしさアップで値上げ納得

 「お好み焼きのおいしさはキャベツの甘味にあり」を追求した改良版。キャベツを従来の4mmから2mmに細かくカット。粉と合わせる前に水を少量まぶすことで、絶妙な甘味と心地よい食感の両立を実現。498円(税抜き)から598円(同)の値上げに成功した。

 名称の「鬼一徹」は節分時の独自キャラクター「おにまるくん」の父親の位置付け。節分とは全く無関係だが、節分の恵方巻き同様「買わなきゃ」と思わせる心理効果はありそうだ。

 ●驚異の価格と高品質でコンビニ商品を凌駕

 どこよりも安くに徹した「パワープライス」シリーズ

 競合するスーパーより圧倒的に安い。にもかかわらずCVSに負けないほどおいしい。「家で作れる商品は、よりおいしく、より安く」を貫く、同社のもう一つの人気シリーズだ。メーカーや問屋と連動してよいものを安く仕入れるだけでなく、前工程で省力化を図り、売場の生産性を上げた結果、このプライスが実現した。ハレの日に付加価値のある商品を買ってもらうために、ケの日はおいしいものを安く売って客からの信用をつかむことに徹している。

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