業界NEWS:「外食アワード2024」 外食業界を盛り上げた6氏受賞!
「バッドロケーション戦略」で注目を集めているのが、同社の兵庫・淡路島プロジェクト。写真は兵庫県・淡路島最南端の約900坪を占めるエリアを開発し、24年にオープンした一軒家レストラン「TRATTORIA amarancia(トラットリア アマランチャ)」
提供スピードも従来のうなぎ専門店の3倍以上の速さである待ち時間10分を実現。加盟店オーナー同士がSNSグループでつながり、売上げの共有やお互いを助け合う仕組みをつくるなど、加盟店オーナーの目線に立った姿勢はFCビジネスで勝つための手本に
外食産業記者会は2024年に外食業界で活躍した事業者を表彰する「外食アワード2024」(特別協賛・外食ソリューションEXPO(居酒屋JAPAN/焼肉ビジネスフェア事務局)の受賞者6氏を発表した。同アワードは今年で第21回目。24年の外食を象徴する「外食キーワード」には5つのキーワードが選ばれた。
◆外食事業者
●エターナルホスピタリティグループ代表取締役社長CEO 大倉忠司氏
均一価格業態の先駆的存在である「鳥貴族」を展開し、「やきとり大吉」も傘下に収めて大衆焼き鳥の最大チェーンとしての地位を確立。2024年には新業態の「zoku(ゾク)」をロサンゼルスに、「鳥貴族」を台湾や韓国に出店するなど、“YAKITORI”を世界言語にする取り組みを推進している。
●バルニバービ代表取締役会長CEO兼CCO 佐藤裕久氏
「2等、3等立地でも、そこに魅力的な飲食店があれば人が集まり、繁盛店ができれば店も集まり、街は活性化する」ことを、数々の繁盛店を通じて実証。飲食店が核となり、地域を創り上げる「地方創再生」事業を次々と立ち上げ、飲食業の可能性を業界の内外に大きくアピールした。
●光フードサービス代表取締役社長 大谷光徳氏
「“立ち飲み”の文化は浸透しない」と言われてきた名古屋で2008年、「立呑み 焼きとん 大黒」1号店をオープン。立ち飲み不毛の文化を覆して店舗を拡大し「名古屋の立飲みといえば大黒!」が浸透。17年には東京進出、24年には居酒屋チェーンとしてコロナ後初の上場を果たした。
●フランチャイズビジネスインキュベーション代表取締役社長 山本昌弘氏
「うまい鰻を腹いっぱい!」をコンセプトにした「鰻の成瀬」は、2022年、横浜・平沼橋に1号店をオープン。24年11月には300店舗を達成し、うなぎ専門店日本一に。知識・経験不要の仕組みを開発。アルバイトのみで営業できるパッケージをつくり、うなぎを日常食として全国に広めた。
◆中間流通・外食支援事業者
●一般社団法人日本飲食団体連合会専務理事 高橋英樹氏
コロナ下、外食および関連産業の声を統一し、国政に対して届ける団体として設立。政府や与野党、中央省庁との意見交換を通じて関係を築き、外食産業の課題に関わる声を広く発信・支援することで外食産業の価値向上に貢献している。同連合会は食関連の58団体が加盟(2024年11月現在)。
●タイミー代表取締役 小川嶺氏
「働きたい時間」と「働いて欲しい時間」をマッチングするスキマバイト募集サービスを提供。マッチング率の高さ、早さによりシフトの柔軟な調整が可能で、テクノロジーを活用した新しい働き方を提案。飲食業界の雇用に新たな変革をもたらし、スキマバイト市場の急成長をけん引している。