公正取引委員会、食品商慣行にメス 3分の1ルールなど 独禁法で牽制
公正取引委員会は12日、食品事業者間の商慣行に関する実態調査報告書を公表し、3分の1ルールや短いリードタイムなどの発注側の要求が独占禁止法(優越的地位の濫用)に抵触する可能性があると指摘した。近年、これらの商慣行は食品ロス削減や輸送効率向上の観点から是正機運が高まっているが、公正取引の阻害要因としてもようやくメスが入った格好だ。公取委は引き続き取引実態を注視し、違反行為に厳正に対処する。(横田弘毅)
同調査は食品ロスにつながる商慣行((1)3分の1