「和(ニッポン)×ラーメン」の新発想

2025.06.02 556号 08面
「鶏煮干し蕎麦」2,035円(税込み) 人気鶏白湯に煮干しのうまみを加えたスープにそばを合わせた濃厚な一品。豚、鴨、鶏の3種のチャーシュー入り

「鶏煮干し蕎麦」2,035円(税込み) 人気鶏白湯に煮干しのうまみを加えたスープにそばを合わせた濃厚な一品。豚、鴨、鶏の3種のチャーシュー入り

「梅」1,925円(税込み) 自家製抹茶麺に、厚削り鰹節と煮干しだしのスープを合わせたラーメンと9種の天ぷら(鶏天、赤パプリカ、味玉、レンコン、アスパラガス、サツマイモ、キクラゲ、カボチャ、大葉)

「梅」1,925円(税込み) 自家製抹茶麺に、厚削り鰹節と煮干しだしのスープを合わせたラーメンと9種の天ぷら(鶏天、赤パプリカ、味玉、レンコン、アスパラガス、サツマイモ、キクラゲ、カボチャ、大葉)

 ◆そばつゆだけじゃない! ラーメンスープとの好相性

 今号のメニュートレンド(1面)で登場した東京・浅草のそば店「更科天狐」では、発想を変えてラーメンスープに日本そばを合わせる提案をしている。「ラーメンより罪悪感が小さい。そばはそばつゆ一辺倒ではなく、鶏だしのラーメンスープとも合う」と、同店をプロデュースした森智範氏は言う。

 ●店舗情報

 「更科天狐」

 東京都台東区浅草2-7-25

 ◆排骨がアリなら天ぷらも ラーメン具材の新提案

 25年5月、京都にオープンした「葵洛-KIRAKU-Kyoto Gion Tempura Ramen」の看板商品は、宇治抹茶を練り込んだ自家製麺と9種の揚げたて天ぷらを合わせた天ぷらラーメンだ。抹茶、天ぷら、ラーメンという3つの日本の食文化を一品に集め、“祇園でしか味わえない茶席体験”を形にしたという。異色の提案といえるが、「排骨麺」の例を見ても、揚げ物=天ぷらとラーメンスープの相性は決して悪くないだろう。ラーメン具材の新たな可能性を感じさせる。

 ●店舗情報

 「葵洛-KIRAKU-Kyoto Gion Tempura Ramen」

 京都市東山区新橋通大和大路東入林下町434-2

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