キラリと光る名脇役:卵の汎用性をとことん追求 卵専門居酒屋ならではの卵使い!
神奈川・藤沢のほか、同・武蔵小杉や東京・国分寺へと店舗を拡大中の繁盛居酒屋「殻YABURI」。人気の秘訣は卵を使った創作料理で、メニューの9割で卵を使用。今回は弊紙記者が「その手があったか!」と目からウロコを落とした卵の脇役アイデアを3品紹介する。
1品目は「背徳の厚切りハムカツ」。ハムカツは2枚を重ねているが高さ4~5cmはあろうかというなかなかの分厚さ。その上にチーズソースをかけて、半熟卵をオン。ダブルの“とろ~り感”で見栄えを高めている。卵の使い方としては王道ながら、他店にはない気前のよさが直球で伝わるアイデアである。
2品目の「目玉焼きアヒージョ」は、ペペロンチーノ風に味付けされたオイルに卵3個が浮かんでいるビジュアルがユニーク。卵をすくって食べるべきか、副菜のガーリックトーストを卵に付けて食べるべきか悩む。結局どちらも正解なのだが、個人的にはすくって食べたときの白身の食感が新鮮であった。ふわふわとした白身の舌触りは一食の価値がある。
3品目の「濃厚卵プリン 黒蜜かけ」では、デザートに卵黄を直にトッピングするという離れ業。レシピを思い出せばすでにプリンで卵を使っているわけで、理屈では相性がよいに決まっているのだが、なかなか思いつくものではない。黄身を割ってとろりと広がるビジュアルが加わり、デザートの付加価値をワンランクアップしてくれる。
●店舗情報
「殻YABURI 藤沢店」
所在地:神奈川県藤沢市鵠沼橋1-17-15 関野ビル4階