「第24回百寿会の集い」講演リポート(3)今井伸二郎氏 スジャータめいらくグループ

2025.08.01 361号 06面
今井伸二郎氏

今井伸二郎氏

●長寿遺伝子を活性化 鍵は“ざくろ”にあり

5月17日に名古屋市内で行われた「第24回百寿会の集い」(事務局=スジャータめいらくグループ波動医科学総合研究所)で、代謝機能研究所所長で東京工科大学名誉教授の今井伸二郎氏は「長寿遺伝子を活性化し健康寿命を延ばそう!キーワードはサーチュイン」と題し、講演した。

私たちの身体には、老化や寿命に影響する「サーチュイン遺伝子」が備わっている。生物は老化につれ細胞、組織、臓器が劣化し、免疫システムが低下して病気にかかりやすくなり、死に至る。細胞の劣化を防げれば、老化が抑制され寿命も延びる。

老化を引き起こす酸化や糖化の一因としては食事が占めるウエートが大きい。つまり食べ方を変えることで、老化のスピードは変えられる。キーワードは「腹八分目」。そして、「長寿遺伝子」とも呼ばれるサーチュイン遺伝子の発現を誘導する食品成分をとることも有効だ。

その代表格が、ざくろに含まれるポリフェノールの一種、エラグ酸。ポリフェノールが豊富な食品といえば赤ワインがよく知られるが、レスベラトロールというポリフェノールを赤ワインから摂取するには、肝炎やアルコール中毒になるほどの量が必要だ。

一方、ざくろの場合は、果汁100%のジュースを1日にコップ1杯(約200mlにエラグ酸100mg程度)飲むだけで健康維持に役立つ。ざくろの果実は手に入りにくかったり、そのままでは食べにくい部分もあるが、ジュースでなら果実全体を継続的に摂取しやすく、おすすめだ。

百寿会では、健康度測定や健康情報の定期発信、にんにくサプリメントの提供など、会員が健康な毎日を送るサポート活動を行っている。

▼入会申込み=百寿会事務局 TEL 052-836-4364(平日9:30~17:00)

https://www.sujahta.co.jp/hyakujukai/

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